ミラノに突如出現した Prada (プラダ) のエキシビションプロジェクト、10の建物が連なるアート複合施設
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ミラノに突如出現した Prada (プラダ) のエキシビションプロジェクト、10の建物が連なるアート複合施設
Fondazione Prada Launches A New Exhibition Space In Milan
これまでに、世界の名だたるファッションエディターやコスチュームデザイナーとのコラボにより、ウィンドウディスプレイの新境地を開拓してきたThe Iconoclasts (アイコノクラスト) プロジェクトをはじめ、ファッションとアートの融合に果敢に挑んできた Prada。
Prada (プラダ) 財団が運営する常設施設が、5月9日ミラノにオープンした。
これまでに、世界の名だたるファッションエディターやコスチュームデザイナーとのコラボにより、ウィンドウディスプレイの新境地を開拓してきたThe Iconoclasts (アイコノクラスト) プロジェクトをはじめ、ファッションとアートの融合に果敢に挑んできた Prada。
今回、2011年にオープンした ヴェネツィアの常設施設に引き続きオープンしたミラノの施設は、10棟の建造物が連結した巨大な複合エキシビションスペースとなっている。
近代建築の祖、Rem Koolhaas (レム・コールハース) 率いる OMAによって手がけられた同施設のテーマは「建築の保存と新たな創造」。1910年代に建てられた蒸留所を改築した施設は、19,000平米の総面積を誇る。
現在開催中の展覧会は、常設展2つを含む10のエキシビション。古典美術の連続性と複製品、そしてルネサンスから新古典主義までのギリシャとローマの小型彫刻の複製をテーマにした「Serial Classic (連続する古典)」や、ネオダダやミニマルアートなど1970年代のアート界を皮切りに、Jeff Koons (ジェフ・クーンズ) や Gerhard Richter (ゲルハルト・リヒター) など日本でも多くのファンを抱える現代アーティストの作品計70点が揃う「An Introduction」など、様々な年代やジャンルを通して多角的にアートを再考察することが出来るラインナップとなっている。
エキシビションの全容や、今後開催予定のラインナップはオフィシャルウェブサイトにて随時配信。ミラノに新たに加わったアートの発信地は、この夏是非訪れたいマストスポットだ。
<施設概要>
プラダ財団 – ミラノ
住所: Largo Isarco 2 20139 Milano