Fondation Louis Vuitton (フォンダシオン ルイ・ヴィトン) 第3弾所蔵コレクション展、テーマはポップアートと音楽

Bertrand Lavier「La Bocca sur Zanker」1949年、フランス © Bertrand Lavier, Adagp, 2015 Courtesy galerie Xavier Hufkens, Bruxelles

昨年のオープン以来、パリ随一の近代、現代アートの発信源として話題を集めているFoundation Louis Vuitton (フォンダシオンルイ・ヴィトン) から、新たな所蔵コレクションによる展示第3弾が披露される。

現在同施設にて開催中の企画展「Keys to a Passion」とリンクした今回の展示では、「ポップ主義」と「音楽／サウンド」という双軸を主眼に、より広義に捉えられたアートの変遷を紐解いている。

テーマの一つ、「ポップ主義」では消費社会の到来以降、広告やテレビ、映画、インターネットといった媒体が伝えているオブジェやイメージに対し、アーティストたちが抱いている関心について表現した作品を中心に展示。出典作品には、コンセプチュアルな彫刻作品で知られる Jennifer Allora & Guillermo Calzadilla  (ジェニファー・アローラ＆ギレルモ・カルサディーヤ)、言わずと知れたJean-Michel Basquiat (ジャン=ミシェル･バスキア)、Andy Warhol　(アンディ･ウォーホル)をはじめ、現代アート史において燦然と輝くアーティストたちの名が連なる。

一方で、環境アート、サウンドスカルプチャー、映像といった新たな観点から「音楽／サウンド」というテーマを考察。交響曲から聖歌、ポップス、コーラス、インストゥルメンタルに至るまで幅広くキュレートされたラインナップには、過激なフィジカルアートで知られるMarina Abramović (マリーナ･アブラモヴィッチ) をはじめPilar Albarracín (ピラール･アルバラシン)、Ziad Antar (ジアッド･アンタール)、Ulla von Brandenburg (ウラ･フォン･ブランデンブルク) など強烈な個性を放つアーティストたちの作品が並ぶ。

Andy Warhol「Self-Portrait」1963-1964年、アメリカ | © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Adagp, Paris 2015 Courtesy Galerie Gagosian, Paris

HP: www.fondationlouisvuitton.fr