アーティスト内藤礼の存在と作品に迫るドキュメンタリー映画が公開 THEATRE PRODUCTSが衣装協力

アーティスト・内藤礼 (ないとう・れい) の存在と作品に迫ったドキュメンタリー映画『あえかなる部屋　内藤礼と、光たち』が、9月19日 (土) に渋谷のシアター・イメージフォーラムでの上映を皮切りに、全国で順次公開される。

同氏は、第47回ヴェネチアビエンナーレ日本館「地上にひとつの場所を」 (1997年) 、直島での家プロジェクト・きんざ「このことを」 (2001年) 、西沢立衛による建築と周囲の自然と一体化した香川・豊島美術館のパーマネント作品「母型」 (2010年) など、目をこらさなければ見えてこないかすかな存在のあり方を提示し、見る者に驚きと喜びをもたらす作品を発表し続けてきた。

本作では、これまで制作現場を公開したことがないという同氏と、監督との2年間にわたるやり取りを軸に、「地上に存在していることは、それ自体、祝福であるのか」という問いに基づく、内藤のアートの本質に迫る。

監督を務めるのは、前作「はじまりの記憶　杉本博司」で劇場デビューした中村佑子 (なかむら・ゆうこ) 。物語の基点として登場するのは、モデル、女優として活躍中の谷口蘭 (たにぐち・らん) 。撮影は映画や CM で活躍する佐々木靖之 (ささき・やすゆき) 。衣装協力は、 THEATRE PRODUCTS (シアター・プロダクツ) 。宣伝美術は、雑誌『Ku:nel』のアートデザイン、「横浜トリエンナーレ」のポスタービジュアル等、デザインの第一線で活躍中の有山達也が手がけている。

また、本作は、劇場公開版の完成までのポストプロダクション費や、作品を海外に展開するための英語字幕版製作費の支援を、クラウドファンディングプラットフォーム「Motion Gallery」で2016年2月27日まで募集中。詳細はウェブサイトにて。

＜映画情報＞
『あえかなる部屋　内藤礼と、光たち』
9月19日 (土) より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督・編集: 中村佑子
音楽: タラ・ジェイン・オニール
出演: 内藤礼、谷口蘭、湯川ひな、大山景子、沼倉信子、田中恭子
HP: www.aekanaru-movie.com
Motion Gallery: www.motion-gallery.net/projects/aekanaru