「3.11 以後の建築」の巡回展が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催 21組の建築家にフォーカス
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「3.11 以後の建築」の巡回展が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催 21組の建築家にフォーカス
The Exhibition “Architecture since 3.11” Will Travel To Art Tower Mito
昨年、金沢21 世紀美術館で開催された「ジャパンアーキテクツ3.11 以後の建築」展の巡回展。1年越しの巡回にあたり、展示内容の一部はアップデートされ、東日本大震災の被災地でもある水戸にローカライズした展示や、この1 年を経て進展のあった参加建築家のプロジェクトのその後も盛り込まれる。
水戸芸術館現代美術ギャラリーで 11月7日 (土) より「3.11 以後の建築」展が開催される。
昨年、金沢21 世紀美術館で開催された「ジャパンアーキテクツ3.11 以後の建築」展の巡回展。1年越しの巡回にあたり、展示内容の一部はアップデートされ、東日本大震災の被災地でもある水戸にローカライズした展示や、この1 年を経て進展のあった参加建築家のプロジェクトのその後も盛り込まれる。
建築家と建築界に大きな意識の変化をもたらした東日本大震災。建築物を強化するだけでは解決できない問題が突きつけられ、同時に人と人との繋がり、地域と人の関係といったソフト面からのアプローチがいかに大事かを考えさせられた。さらに未曾有の惨事となった原発事故は、エネルギー問題に対しての意識と危機感を急激に高め、環境やエネルギーとの関係に配慮した設計が、今までに増して切実に求められるようになっている。マクロに見ると、少子高齢化に向かい、住宅や公共施設がだぶつくと言われるこれからの日本において、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとするのか。本展は、こうした社会の変化に自分なりの考え方や手法で向き合う建築家たち21組の取り組みにフォーカスする。出品参加建築家は以下の通り。
【参加建築家】
1. みんなの家 (伊東豊雄+乾久美子+藤本壮介+平田晃久+畠山直哉)
2. 災害後に活動する (坂茂、東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク[アーキエイド]、トラフ建築設計事務所+石巻工房、はりゅうウッドスタジオ、日建設計ボランティア部)
3. エネルギーを考える (三分一博志、竹内昌義+馬場正尊+東北芸術工科大学、日建設計)
4. 使い手とつくる (青木淳建築計画事務所+
5. 地域資源を見直す (403architecture[dajiba]、バスアーキテクツ)
6. 住まいをひらく (光嶋裕介、成瀬・猪熊建築設計事務所、ブルースタジオ)
7. 建築家の役割を広げる (岡啓輔、東京R 不動産、西村浩+ワークヴィジョンズ)
<展覧会情報>
「3.11 以後の建築」
会期: 11 月7 日 (土) ~ 2016 年1 月31 日 (日)
開館時間: 9 :30 ~ 18:00(入場時間は17 :30まで)
会場: 水戸芸術館現代美術ギャラリー
休館日: 月曜日 ※年末年始 12月27日(日)~ 2016年1月4日(月)
ただし11月23日、1月11日 (月・祝) は開館、11月24日、1月12日 (火) 休館
入場料: 一般¥800、前売・団体(20名以上)¥600
中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
主催: 公益財団法人水戸市芸術振興財団
後援: 茨城県
協力: アサヒビール株式会社、社団法人茨城県建築士会、社団法人茨城県建築士事務所協会、一般社団法人茨城県建設業協会、水戸市建設業協同組合
ゲスト・キュレーター: 五十嵐太郎 (東北大学教授)、山崎亮 (studio-L 代表)
HP: arttowermito.or.jp