TOGA (トーガ) 2016年春夏コレクション ロンドンファッションウィークにて発表
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TOGA (トーガ) 2016年春夏コレクション ロンドンファッションウィークにて発表
TOGA 2016 Spring/Summer Collection at London Fashion Week
古田泰子が手掛ける TOGA (トーガ) 2016春夏コレクションが、ロンドンファッションウィークにて発表された。ランウェイ形式の発表は9年ぶりとなる。花のつく木が植えられ、神秘的なアンビエント音楽が流れる会場を40ルックが歩いた。花弁、鉱物、波線をテーマに発表された本コレクション。一見フローラルプリントのように見える模様が鉱物的であったり、幾何学模様のようにコラージュされたラッフルや、丈の長いストールも波線のようにうねる。自然界の産物をそのまま素材や色に置き換え、ファッションとして表現した試みがうかがえる。「複雑さを抱える女性」をイメージした、混沌とした世界観が広がった。
古田泰子が手掛ける TOGA (トーガ) 2016春夏コレクションが、ロンドンファッションウィークにて発表された。ランウェイ形式の発表は9年ぶりとなる。花のつく木が植えられ、神秘的なアンビエント音楽が流れる会場を40ルックが歩いた。花弁、鉱物、波線をテーマに発表された本コレクション。一見フローラルプリントのように見える模様が鉱物的であったり、幾何学模様のようにコラージュされたラッフルや、丈の長いストールも波線のようにうねる。自然界の産物をそのまま素材や色に置き換え、ファッションとして表現した試みがうかがえる。「複雑さを抱える女性」をイメージした、混沌とした世界観が広がった。
一際目をひく緑や黄、青などのシースルーのチューブ型トップは、腕と胸のまわりを包む。朱色に近い赤や、明るい青のプリーツのロングスカート、ベージュのサテンのシャツ、ゴールドのスパンコールで仕立てられたデコレーション、フレアのジーンズ、ホワイトのメッシュ素材のコートなど、ボヘミアンスタイルを都会的に解釈したようでもあり、 2015年秋冬からメインのトレンドにもなっている、70年代的なフリーダムスピリットの要素も見受けられる。クラッチ感覚でモデル達が持つバッグも、唯一無二の存在感がある。どこかスポーティで使いやすい、「わざわざ持ち歩きたくなるバッグ」になってくれそうだ。ポップな色使いのヘアメイクは個々の特性を引き立てる、自由な印象。多様なテクニックと素材使いによりレイヤーされたルックの数々は、TOGA らしい、独自の風格を漂わせている。
前回、2015年秋冬コレクションで目を引いた「たすき掛けルック」は、装飾性と機能性を同時に実現し、新しいシルエットを提案した。今回も TOGA 的アイデンティティでトレンドを昇華させ、ロンドンコレクションにおける、より円熟したブランドとしての誇りを示している。