Mariko Matsushita “MARIKO” At Matchbaco Gallery From Oct 9

松下まり子の個展「MARIKO」が新宿・matchbaco gallery で開催

Mariko Matsushita “MARIKO” At Matchbaco Gallery From Oct 9
Mariko Matsushita “MARIKO” At Matchbaco Gallery From Oct 9
News/

松下まり子の個展「MARIKO」が新宿・matchbaco gallery で開催

Mariko Matsushita “MARIKO” At Matchbaco Gallery From Oct 9

彼女は長い間、自分の言いたいことを言えない、目も口も使えないディスコミュニケーションの中にいたという。「私はセックスをする子供である。私は絵を描くときセックスしている。時間の粘膜というトンネルの中をペニスみたいになって突き進んでいく。」とは、彼女が今回の個展に向けて綴った言葉だが、彼女と他者を隔てていた「壁」は、作品を作るうちに「トンネル」へと変化しているようだ。

margarita7 サイズ: 100 x 80cm キャンバスに油彩 2015

margarita7 サイズ: 100 x 80cm キャンバスに油彩 2015

portrait1 サイズ:53 x 45.5cm キャンバスに油彩 2015年

portrait1 サイズ: 53 x 45.5cm キャンバスに油彩 2015

油絵を中心に手掛けるアーティスト・松下まり子の個展「MARIKO」が、10月9日 (金) より新宿の matchbaco gallery で開催される。

不可解で性的なニュアンスが込められた松下の作品群。その多くは子供のような肖像画で占められ、ドレスを着ており、微笑んでいたりする。

彼女は長い間、自分の言いたいことを言えない、目も口も使えないディスコミュニケーションの中にいたという。「私はセックスをする子供である。私は絵を描くときセックスしている。時間の粘膜というトンネルの中をペニスみたいになって突き進んでいく。」とは、彼女が今回の個展に向けて綴った言葉だが、彼女と他者を隔てていた「壁」は、作品を作るうちに「トンネル」へと変化しているようだ。
性愛も暴力も、また死を暗示させる血の流れも、他者への無自覚なコミットメントという点においては同意義なのだということが、そこでは赤裸にさらけ出されている。

本展では、これまでにない彼女の個人的な友人を描いた作品も展示。自分の内的な世界に耽溺するだけでなく、他者へと腕を伸ばし始めた彼女の新しい「子供たち」と、この機会にぜひ対面してみてはいかがだろうか。

松下まり子
PROFILE: 1980年大阪生まれ。京都市立芸術大学油絵専攻卒業。主な展覧会に、2013年第30回ザ・チョイス大賞展 (山脇ギャラリー)、2013年個展「幼い頃に切除すればそれは大きく美しくなる」(ギャラリー福果)、2014年HBギャラリーファイルコンペVol.24 大賞者個展「微笑むを犯す」(HB ギャラリー)、2015年グループ展「和想」(ペーターズギャラリー) など。主な受賞に2013年第30回ザ・チョイス大賞、2014年HBギャラリーファイルコンペVol.24 大賞。

<イベント情報>
松下まり子「MARIKO」
会期: 10月9日 (金) 〜 31日 (土)
オープニングパーティ: 10月9日 (金) 20:00 〜 22:00
会場: matchbaco
住所: 東京都新宿区新宿3-1-32 新宿ビル2号館5階
休廊: 月曜・火曜
開催時間: 14:00 〜 22:00
展示分野: 絵画
出展作家: 松下まり子 www.matsushita-mariko.com
HP: matchbaco.net