【インタビュー】ヴィンテージとベーシックの新たな関係 黒田エイミ × NIMU × EDIT.FOR LULU
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【インタビュー】ヴィンテージとベーシックの新たな関係 黒田エイミ × NIMU × EDIT.FOR LULU
Let's Talk about Vintage - Eimi Kuroda x Nimu x Edit For Lulu
シンプルで仕立ての良い服が好きだけど、それだけではちょっと物足りない。そんな遊び心を持った大人の女性に向けて、EDIT. FOR LULU (エディット フォー ルル) はこの秋、ヴィンテージのスパイスを交えた新しいミックススタイルをリコメンド。青山1号店の15周年を祝して、再びスペシャルなコラボレーションアイテムを制作した。コレクションを手掛けたのは、ヴィンテージ通としても知られるモデル黒田エイミ氏とスタイリスト NIMU 氏。どんなトレンドも自分流のスタイルに落とし込む、鮮やかなスタイリングに定評のある2人のタッグにより、ありそうでなかった旬のワードローブがついに完成した。サイジングやディテールなどにこだわりが行き届いた、全4型のラインナップ。ベーシックからトレンドまでマッチするデザインなので、手持ちのアイテムと合わせるだけで、ぐっとスタイリングの幅が広がることだろう。今回、The Fashion Post ではそんな2人にインタビューを敢行。
シンプルで仕立ての良い服が好きだけど、それだけではちょっと物足りない。そんな遊び心を持った大人の女性に向けて、EDIT. FOR LULU (エディット フォー ルル) はこの秋、ヴィンテージのスパイスを交えた新しいミックススタイルをリコメンド。青山1号店の15周年を祝して、再びスペシャルなコラボレーションアイテムを制作した。コレクションを手掛けたのは、ヴィンテージ通としても知られるモデル黒田エイミ氏とスタイリスト NIMU 氏。どんなトレンドも自分流のスタイルに落とし込む、鮮やかなスタイリングに定評のある2人のタッグにより、ありそうでなかった旬のワードローブがついに完成した。サイジングやディテールなどにこだわりが行き届いた、全4型のラインナップ。ベーシックからトレンドまでマッチするデザインなので、手持ちのアイテムと合わせるだけで、ぐっとスタイリングの幅が広がることだろう。今回、The Fashion Post ではそんな2人にインタビューを敢行。
黒田 エイミ
1988年埼玉県生まれ。日本人とイギリス人のハーフ。洗練されたクラシックスタイルを基調にしつつ、何でも着こなす私服センスの良さに定評あり。現在はBeauTV~VoCE (テレビ朝日) のレギュラーMCほか、ファッションからビューティまでジャンルを越えて幅広く活躍中。誰もが憧れるボディキープの秘訣は、ジム通いとコールドプレスジュース。
NIMU
1980年東京生まれ。スタイリストアシスタントを経て、2008年に独立。雑誌、広告、カタログなどを中心に手掛け、モデルやタレントからの信頼も厚い人気スタイリスト。幼少の頃からリメイクやヴィンテージなど、自分だけのおしゃれを楽しんできた、根っからのファッション好き。お気に入りのアイテムを眺めながらお酒を飲むことも好き。1児の母でもある。
– ヴィンテージ好きで知られるおふたりですが、今回のコラボレーションのきっかけは?
NIMU: いろんなタイミングが重なって実現しました。最初のきっかけは、ちょっと遡りますが、2011年に一度お仕事させていただいた「世界!弾丸トラベラー!」という番組。黒田エイミちゃんと水原希子ちゃんがロンドンツアーに出るという企画の時に、私がスタイリングを担当させていただきました。ふたりともヴィンテージが大好きだし、すごくお洒落なんですよね。エイミちゃんはさらにメンズも、逆にすごくレディな服まで着こなせるし、とにかく普段から服好きのオーラがすごい。
黒田エイミ (以下、エイミ): 弾丸ツアー、懐かしい。ヴィンテージショップでかなり買ってしまいましたよね。とてもいい思い出です。
NIMU: EDIT. FOR LULU のディレクターさんとバイヤーさんもこの番組を見ていて、その時のスタイリングのイメージをすごく気に入ってくれていたんですね。あ、そういえばエイミちゃん、しばらく前に EDIT. FOR LULU に、プライベートで買い物に行ったでしょ?
エイミ: 行った~!
NIMU: その時ちょうど、EDIT. FOR LULU の15周年に向けて何か面白いことをしよう、と考えていたタイミングだったんだって。そうだ!エイミちゃんと何か出来ないだろうかって、スタッフが閃いちゃったらしい。
エイミ: なるほど~。そこからすぐに、NIMU ちゃん経由でコラボレーションの話をいただいたというわけですね。
NIMU: EDIT. FOR LULU はもともとヴィンテージも仕入れているし、「弾丸トラベラー!」のイメージは、思えばLULU の世界観とぴったり。
NIMU: エイミちゃんの私服を見て思うのは、いつも品がいいということ。ヴィンテージでもキレイなテイストで着ていて、きちんとしている。そのあたり、イギリス育ちなんだなぁと思う。
エイミ: シャツはインして、ボタンは締める、みたいなね。
NIMU: そうそう。服は肩で着て、ウエストでデニムを履く。
エイミ: あまり意識していなかったけど、そうなのかも。もしデニムが破けていても、トップスでちゃんと見せたい。あるいはキレイなバッグを持つとか、バランスは考えます。どこかにピリッとした緊張感のあるアイテムを入れたい。
– 今回のコラボレーションは全4型。どんなプロセスで制作が進んだのでしょう?
エイミ: お互いに好きなヴィンテージを持ち寄って、いいところ取りしました。
NIMU: いいところをどうやって生かすのか、本気でこだわりました。たとえばヴィンテージって、独特のサイズ感があるじゃないですか。ネックラインがすごくキレイなんだけど、今っぽく着るにはもうちょっと開きが欲しい、とか。私たちの観点から、いろんなディテールを調整していきました。
エイミ: 私たちが好きなモノって、もともとEDIT. FOR LULUさんが持っている世界観と近いから、スタッフの方々ともやりたいことがうまく共有でき、ファーストサンプルからイメージしたものが出来上がったので、嬉しかった。
NIMU: エイミちゃん、ものすごくジャッジが早いし。昔から好きなモノがはっきりしているよね。見えているモノが常にあるんだなと。
NIMU: どうしても妥協したくなくて、ギリギリまで変更をお願いしたところもあります。たとえばレザースカート。当初はペラッとフェイクレザーっぽかったのを、肉厚でしっかりボリュームのあるレザーに変えてもらいました。
エイミ: 結果、最初の絵型よりもずっと良くなった気がする。
NIMU: そうだよね。すごくキレイな形にあがって、私も大満足です。
– 絶妙な丈感のニットは、カシミアなんですね。
NIMU: インナーに入ってくるアイテムだから、やっぱり素肌に気持ち良いものを着たいですよね。
エイミ: ピタッとしたクロップドはよくあるけど、これは着ると背中が少し開いて、ちょっとユルい感じが可愛い。私もすごく気に入っています。
NIMU: あと、ニットって、首がぴったりしなかったり、ぴったりしても今度は脇が余ったり、腕が太く見えたり…… 伸縮性があって着やすい分、だらしなくなってしまう部分がありますよね。今回はそのあたりのパターンも強化してもらいました。場所によって編みの数を変えたり、ネック部分は首がすっきり見える長さを考慮しています。
– ドレスは、インパクトたっぷり。
NIMU: 最後までこだわったのは、カフ部分かな。最初はボタンを留めたままでも着れるように、太めに仕上げていたのですが、せっかくパフスリーブにしているのに、強弱がないのが気になって。やっぱり見栄えよくしたいので、面倒くさがらずにボタンは1個1個留めましょう!ということに。
NIMU: ギリギリ下着が見えなくて、品のいいVの深さ。あと、背中もVにオープン。意外と両V開きってないからね。
エイミ: 後ろ姿まで素敵な人って、いい。
– 着こなしのアドバイスはありますか?
NIMU: たとえばマキシ丈のドレスは、背の低い人は躊躇しがちだけど、これはブラウジングができるし、丈も調整できるので、ぜひみんなに挑戦して欲しい。すごくラクなんです。ラクなんだけど、オシャレに見える。
エイミ: ポケットもついているしね。私はロケとかでサラリと着たいな。
NIMU: スニーカーを合わせたら普段着としてもハマります。中にデニムを入れても良いし、前を全部あけてガウンっぽく着ても可愛い。カジュアルな結婚式やパーティーシーズンにも使えます。
– 今回のコラボレーションは、変化球アイテムが多い印象なのですが。
NIMU: 確かに毎日着るものではないかもしれないけれど、いつも着ている手持ちのコートやパーカ、スウェットなどに、変化球アイテムを一点プラスするだけで、ぐっと違った雰囲気が楽しめるんだよ、という提案をしたいんです。
エイミ: 私はデイリーに着回します!! 笑 何でもベーシック縛りにするのではなく、1週間に1度はちょっと遊んでみようという提案だよね。ミニスカートも、丈が気になる人はタイツを履いて是非トライしてみてほしい。
NIMU: チャレンジアイテムを着るために、さらに新しいモノを投入するのではなく、自分が気に入っている黒いコートや、Gジャン、ライダースなどのマイ・スタンダードなアイテムと合わせて楽しむといいと思う。
エイミ: ワイドパンツにはデニムのシャツを合わせても、とっても素敵だと思うな。
NIMU: あと、この服が着たい!というモチベーションを持つことで、ダイエットをがんばろうと思ったり、背中のお手入れしようと思えたり。服のパワーって、やっぱりすごい。時には生活スタイルも変えてしまうくらい、いろんなきっかけを生みだしてくれるんですよね。
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