イギリス版『VOGUE』などで活躍した伝説の写真家の半生に迫る映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が公開
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イギリス版『VOGUE』などで活躍した伝説の写真家の半生に迫る映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が公開
‘In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter’ to launch in Japan from December 5
写真家 Saul Leiter (ソール・ライター) の半生を追ったドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が、渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開中だ。
写真家 Saul Leiter (ソール・ライター) の半生を追ったドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が、渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開中だ。
ソール・ライターは、Esquire (エスクァイア) や Harper’s BAZAAR (ハーパーズ バザー)、UK版 VOGUE (ヴォーグ) といったファッション誌でファッション・フォトグラファーとして活動していたアメリカの写真家。知る人ぞ知る写真家であったライターは、1980年代に表舞台から姿を消す。2006年にニューヨークを撮影した写真などをまとめた作品集『Early Color』が、ドイツの出版社シュタイデルから刊行されると一躍注目を集めた。
監督は、ロンドンを拠点にアディダスやBMW、IKEAなどのCMディレクターを努める傍ら、短編ドキュメンタリーなども手掛ける Tomas Leach (トーマス・リーチ)。本作が初の長編ドキュメンタリーとなる。字幕翻訳は、文芸誌「MONKEY」の編集を手掛けるアメリカ文学研究者で翻訳家の柴田元幸が担当。
<プロフィール>
Saul Leiter (ソール・ライター)
1923年にアメリカのピッツバーグに生まれる。1946年に画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ。アメリカの写真家 Eugene Smith (ユージン・スミス) らと知り合い、1948年からカラー写真も撮り始め、1953年にはニューヨーク近代美術館の新進作家展「Always the Young Stranger」に選ばれている。Harper’s BAZAAR (ハーパーズ バザー) や VOGUE (ヴォーグ) などのファッション誌で活躍した後、1980年代に一線から退く。2006年にドイツ・シュタイデル社から、封印されていた個人的なストリート写真などをまとめた写真集「Early Color」を刊行。2008年にパリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団で初の個展が開催されたほか、欧米各地でも展覧会が開かれる。その色彩センス、反射、透明性、複雑なフレーミング、ミラーリング効果など、都市風景をユニークに映し出すスタイルで熱狂的なファンを多く持つ。2013年に89歳で亡くなる。
<作品情報>
『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』
原題: In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter
監督: トーマス・リーチ
編集: ジョニー・レイナ―、ケイト・ベアード、トーマス・リーチ
音楽: マーク・ラスティマイアー
製作: マーギット・アーブ、トーマス・リーチ
協力: Saul Leiter Foundation、Howard Greenberg Gallery
イラスト: Ritsuko Hirai
配給協力・宣伝: プレイタイム
配給: テレビマンユニオン
2012年/イギリス・アメリカ/75分/カラー/デジタル上映/日本語字幕:柴田元幸
© Partizan Films- Nexus Factory – Potemkino 2015
URL: http://saulleiter-movie.com
2015年12月5日 (土) よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開