アメリカ人クチュールデザイナー Ralph Rucci (ラルフ・ルッチ) がニューヨークコレクションにカムバック

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— Ralph Rucci (@MrRalphRucci) February 5, 2014

CFDA によるニューヨークファッションウィークの新方針が物議を醸す中、来季2016-17年秋冬シーズンで　Ralph Rucci (ラルフ・ルッチ) によるカムバックショーが開催されることが発表された。Ralph Rucci と聞いてピンとこない人もいるだろう。アメリカ、フィラデルフィア出身の Ralph Rucci は、ニューヨークの名門ファッション工科大学 (通称 FIT) を卒業後 Halston (ホルストン) にてファッションデザインのキャリアを開始。その後 1981 年より自身のブランドをニューヨークでデビュー、1994年からは Chado Ralph Rucci (チャド・ラルフ・ルッチ) の名でブランドを展開し、1999年からはニューヨークファッションウィークの公式スケジュールにてショーを開催してきた。この Chado (チャド) という愛称は、日本の茶道に由来しており、コレクションでは日本の着物や色彩などに影響を受けた作品が度々登場している。

また2002年には、アメリカ人として歴史上数少ない公式のオートクチュールデザイナーとしてパリ・オートクチュール協会 (通称サンディカ) に加盟。その後5シーズンに渡りアメリカンラグジュアリーを体現するデザイナーとして活躍。直近では、昨年の11月に自身のブランドから辞任することを発表し話題を呼んでいる。

今回、ニューヨークファッションシーンへのカムバックを果たすにあたり新たなブランド RR331 (アールアール331) をローンチ。従来の Chado Ralph Rucci が最高級のレディ・トゥ・ウェアを展開していたのに対し、新ブランドではより手の届きやすい価格帯でリアリティのあるラグジュアリーを提案するとのことだ。