Fondazione Prada Annouces The Kick-Off Programs For New Year

プラダ財団 ミラノの新施設の2016年度の最新プログラムが発表

John Baldessari による「L’image volee」展ポスター | © John Baldessari

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プラダ財団 ミラノの新施設の2016年度の最新プログラムが発表

Fondazione Prada Annouces The Kick-Off Programs For New Year

19,000平米もの広さの中に10の建物がひしめく「プラダ財団 ミラノ」。Rem Koolhaas (レム・コールハース) 率いる OMA が手がけた近未来的かつインダストリアルな各施設では、これまでにジャンルや表現方法にとらわれない幅広いキュレーションの作品展を開催。ギリシャ、ローマの古典美術から Jeff Koons (ジェフ・クーンズ) や Gerhard Richter (ゲルハルト・リヒター) など現代美術の巨匠の作品、映画、ミクストメディア、コンセプチュアルアートに至るまで、多角的にアートシーンを切り取った企画展は、さながら次世代のミュージアムと呼ぶにふさわしいラインナップだ。

John Baldessari による「L'image volee」展ポスター | © John Baldessari

John Baldessari による「L’image volee」展ポスター | © John Baldessari

プラダ財団が運営する複合施設であり、イタリアの新アートスポットとしても注目を集める「プラダ財団 -ミラノ」にて来年度2016年の1月から開催されるプログラムが公開された。

19,000平米もの広さの中に10の建物がひしめく「プラダ財団 ミラノ」。Rem Koolhaas (レム・コールハース) 率いる OMA が手がけた近未来的かつインダストリアルな各施設では、これまでにジャンルや表現方法にとらわれない幅広いキュレーションの作品展を開催。ギリシャ、ローマの古典美術から Jeff Koons (ジェフ・クーンズ) Gerhard Richter (ゲルハルト・リヒター) など現代美術の巨匠の作品、映画、ミクストメディア、コンセプチュアルアートに至るまで、多角的にアートシーンを切り取った企画展は、さながら次世代のミュージアムと呼ぶにふさわしいラインナップだ。

今回2016年度開催予定のプログラムとして発表されたのは、アカデミー賞受賞監督の Alejandro Gonzalez Inarritu (アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ) による映画祭「Flesh, Mind and Spirit」を含む3つ。施設内の映画館にあたる Cinema (シネマ) にて開催される「Flesh, Mind and Spirit」では、Alejandro と親交の深い映画評論家でロサンゼルスカウンティ美術館キュレーターでもある Elvis Mitchell (エルヴィス・ミッチェル) とともに選出した15本の映画を113日から21日までの期間上映する。「Flesh(肉体)」、「Mind(精神)」、「Spirit(魂)」と3つのグループに分けられた映画祭プログラムでは、それぞれ Alejandro 自身がそれぞれの作品を初めて観た時の反応や感情を経験できるユニークな体験をすることが出来る。上映作品について Alejandro は「これらは極めて多方面から選び抜いたものですが、共通点が1つあります。いずれの映画も感情にあふれているのです。どの映画も私の中にこれまでに感じたことのない欲求を引き起こしました」と語っている。

Goshka Macuga「To the Son of Man Who Ate the Scroll」展イメージ | © Goshka Macuga

Goshka Macuga「To the Son of Man Who Ate the Scroll」展イメージ | © Goshka Macuga

一方エキシビション施設にあたる Podium Cisterna にて24日から619日の期間開催されるのは、ポーランド人アーティスト Goshka Macuga (ゴシュカ・マキュガ) による新作エキシビション「To the Son of Man Who Ate the Scroll」。これまで世界各国での個展や、2014年に開催されたベルリン・ビエンナーレにおいてメッセージ性の強い空間アートを披露してきた同氏による新作では、「時間、始まりと終わり、崩壊と再生」という3つの軸から情報の方法論的分類についての導き出した調査結果を考察している。

317日から828日まで、エキシビション施設 Nord2つのフロアを使って開催されるのが「L’image volee」展。ドイツ、ミュンヘン出身のアーティスト Thomas Demand (トーマス・デマンド) がキュレーターを務めたグループ展である同エキシビションでは、「誰もが誰かを手本にしている」というコンセプトのもと、様々なアーティストたちが自分自身の作品制作にあたり既存のイメージをどのように参照してきたのかを検証。彫刻家Manfred Pernice (マンフレッド・パーニス) が手がけた展示構造の中には、John Baldessari (ジョン・バルデッサリ)、Oliver Laric (オリバー・ラリック)Sarah Cwynar (サラ・スウィナー) など著名アーティストの作品群が並ぶ。

<イベント情報>

Flesh, Mind and Spirit
会場: Cinema
会期: 113日~21

To the Son of Man Who Ate the Scroll
会場: PodiumCisterna
会期: 24日~619

L’image volee
会場: Nord
会期: 317日~828

プラダ財団 -ミラノ
住所:
Largo Isarco 2, 20139 Milano
電話番号: +39 02 56 66 26 13
HP: fondazioneprada.org