Martin Scorsese (マーティン・スコセッシ) らに助言を求めたドイツの若き巨匠 Fatih Akin (ファティ・アキン) 監督の35mmフィルムによる最新作『消えた声が、その名を呼ぶ』が公開!
© Gordon Muhle/ bombero international
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Martin Scorsese (マーティン・スコセッシ) らに助言を求めたドイツの若き巨匠 Fatih Akin (ファティ・アキン) 監督の35mmフィルムによる最新作『消えた声が、その名を呼ぶ』が公開!
Latest works screening of Fatih Akin director sought advice to Martin Scorsese et al!
ヒトラーがユダヤ人虐殺の手本にしたと言われるアルメニア人虐殺事件を背景に、すべてを奪われた1人の父親 Nazaret Manoogian (ナザレット・マヌギアン) が、声を失いながらも地球半周分もの距離を彷徨い、生き別れた娘を8年にわたって探す様を描く本作。トルコ南部・マルディンから、シリア、レバノン、ハバナ、ミネアポリス、そしてノースダコタの不毛で荒れ果てた平原へとひたむきに歩く父の姿は、愛こそが生きる希望になるということを教えてくれる。

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映画『消えた声が、その名を呼ぶ』が、12月26日 (土) より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開中だ。
ヒトラーがユダヤ人虐殺の手本にしたと言われるアルメニア人虐殺事件を背景に、すべてを奪われた1人の父親 Nazaret Manoogian (ナザレット・マヌギアン) が、声を失いながらも地球半周分もの距離を彷徨い、生き別れた娘を8年にわたって探す様を描く本作。トルコ南部・マルディンから、シリア、レバノン、ハバナ、ミネアポリス、そしてノースダコタの不毛で荒れ果てた平原へとひたむきに歩く父の姿は、愛こそが生きる希望になるということを教えてくれる。
監督は、ドイツの若き巨匠 Fatih Akin (ファティ・アキン)。本作は、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『愛より強く』、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『そして、私たちは愛に帰る』に続く3部作の最終章で、アキン監督は本作について「良心の探究をテーマにしている」と語り、「愛、死、悪に関する3部作」の最終章の<悪>として位置づけている。

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いくつもの国境を超え、様々な人々との出会いを描く本作は、アキン監督にとっても大きな挑戦だったという。そのため、アキン監督が敬愛する Martin Scorsese (マーティン・スコセッシ) 監督に作品の全体像のアドバイスを求めたのをはじめ、Roman Polanski (ロマン・ポランスキー) 監督に壮大な物語の撮影方法を、アルメニア系カナダ人の Atom Egoyan (アトム・エゴヤン) 監督にアルメニア人の物語を描く際のアドバイスを求めた。

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主人公のナザレットを演じるのは、『ある過去の行方』の Tahar Rahim (タハール・ラヒム)。親友の Krikor (クリコル) にはアルメニア系フランス人俳優の Simon Abkarian (シモン・アブカリアン)。そのほか、共演者にはイスラエルの国民的俳優 Makram Khoury (マクラム・J・フーリ)、アトム・エゴヤン監督の妻でありアルメニア系レバノン人の Arsinée Khanjian (アルシネ・カンジアン)、アキン監督作品の常連俳優 Moritz Bleibtreu (モーリッツ・ブライブトロイ) も名を連ねている。

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また、共同脚本には、スコセッシ監督の『レイジング・ブル』を手掛けた Mardik Martin (マルディク・マーティン) が30 年のブランクを経てオリジナル作品の脚本家として参加。さらに、『シンドラーのリスト』を手掛けた Allan Starski (アラン・スタースキー) が美術監督を務めている。
なお、『消えた声が、その名を呼ぶ』は、すべて35mmフィルムによって撮影。ドイツ、キューバ、カナダ、ヨルダン、マルタと5カ国でのロケーションを敢行した本作は、7年の歳月をかけて完成した。

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<ストーリー>
1915年、オスマン・トルコ。夜更けに現れた憲兵によって、アルメニア人鍛冶職人、ナザレットの幸せな日々は終わった。妻と娘と引き離され強制連行された砂漠で、突然死刑が宣告され、ナイフで喉を切られた。声を失いながらも、奇跡的に生き延びたナザレットは、生き別れた娘に再び会うため、灼熱の砂漠を歩き、海を越え、森を走り抜ける。娘に会いたい。その想いはたった一つの希望となり、平凡だった男をトルコの砂漠から、遠くアメリカ、ノースダコタの雪降る荒れ地へと導いていく…。

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<作品情報>
『消えた声が、その名を呼ぶ』
原題: The Cut
監督・脚本: ファティ・アキン
共同脚本: マルディク・マーティン
美術: アラン・スタースキー
撮影: ライナー・クラウスマン
音楽: アレクサンダー・ハッケ
出演: タハール・ラヒム、シモン・アブカリアン、マクラム・J・フーリ
配給: ビターズ・エンド
2014年/ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・カナダ・ポーランド・トルコ/シネマスコープ/138分
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URL: http://www.bitters.co.jp/kietakoe/
2015年12月26日 (土) より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国順次ロードショー