攻撃的な装飾で打ち出す脱クラシック、DIOR HOMME (ディオール オム) 2016-17秋冬コレクション
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攻撃的な装飾で打ち出す脱クラシック、DIOR HOMME (ディオール オム) 2016-17秋冬コレクション
View Full Looks From Neo-Classical DIOR HOMME 2016-17 Fall Winter Collection By Kris Van Asshce
パリ メンズファッションウィーク期間中にあたる23日、 DIOR HOMME (ディオール オム) 2016-17年秋冬コレクションが Tennis Club de Paris (テニス・クラブ・ド・パリ) にて発表された。
パリ メンズファッションウィーク期間中にあたる23日、 DIOR HOMME (ディオール オム) 2016-17年秋冬コレクションが Tennis Club de Paris (テニス・クラブ・ド・パリ) にて発表された。
寄木造りのランウェイにスケート場のようなオブジェと巨大なシャンデリアをミックスした会場で投影されたのは、DIOR HOMME のキャンペーンなど数多くのコラボレーションを行ってきたフォトグラファー Willy Vanderperre (ウィリー・ヴァンデルペール) によるショートフィルム。パリのアパルトマンの部屋で開かれているイヴニングパーティのような空気感の中、ランウェイでは49の珠玉のルックが出揃った。
ブラックのセットアップで幕を開けたショー。いつもと同じく、美しいテーラリングシルエットが際立つルックだが、どこかフェミニンかつエッジの効いたディティールのひねりはいつものそれと大きく異なる。ジャケットから長くはみだしたロングスリーブのシャツ、アンニュイなボウタイ、そして足元にはコンバットブーツのような無骨なフォルムのレザーシューズ。どこか攻撃的な印象の装飾使いは、ショー中盤にかけて次第に鋭さを増し、オールレザーのフェティッシュなセットアップやオートクチュール刺繍の技術を逆手にとってわざと荒っぽく見せたフェアアイルのニットなどが登場。メゾンを象徴するバラの花は今回、挑発のシンボルとして用いられた。
一方で、シルエットに対しても今回のコレクションでは新しいアプローチが多く取り入れられた。床までつく長さのスラウチシルエットのトラウザー、オーバーシルエットなアウター類は、ダッフル、チェスターライダース、ダウンコート、ストラクチャージャケットなど様々なバリエーションで登場。ロブロイ・タータンチェックという伝統的なテキスタイルをキーモチーフに取り入れながらシルエット、ディティール、スタイリングで変化を加えたコレクションからは、Kris Van Assche (クリス・ヴァン・アッシュ) による明確な脱クラシックというビジョンが垣間見える。
問い合わせ先/クリスチャン ディオール 0120-02-1947
HP: www.dior.com