'The Royal Botanic Gardens, Kew - English Garden: Showcase for Flowers and Plants of the World' At Panasonic Shiodome Museum

英国人の植物への情熱を紐解く「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展にボタニカル・アート (植物画) など約150点!会場デザインは建築家ユニット KDa (クライン・ダイサム・アーキテクツ)

'The Royal Botanic Gardens, Kew - English Garden: Showcase for Flowers and Plants of the World' At Panasonic Shiodome Museum
'The Royal Botanic Gardens, Kew - English Garden: Showcase for Flowers and Plants of the World' At Panasonic Shiodome Museum
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英国人の植物への情熱を紐解く「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展にボタニカル・アート (植物画) など約150点!会場デザインは建築家ユニット KDa (クライン・ダイサム・アーキテクツ)

'The Royal Botanic Gardens, Kew - English Garden: Showcase for Flowers and Plants of the World' At Panasonic Shiodome Museum

18世紀半ばに英国王の私的な庭園として始まり、いまや世界最大の植物コレクションと壮大な庭園で知られるキュー王立植物園。最先端の植物学の研究機関となり、ロンドンっ子たちの心を癒す憩いの場となっている同園は、長きにわたる植物学と造園技術への貢献により、2003年にはユネスコ世界遺産 (文化遺産) にも登録された。

キュー王立植物園のパーム・ハウス © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

キュー王立植物園のパーム・ハウス © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展が、パナソニック 汐留ミュージアムで開催中だ。

18世紀半ばに英国王の私的な庭園として始まり、いまや世界最大の植物コレクションと壮大な庭園で知られるキュー王立植物園。最先端の植物学の研究機関となり、ロンドンっ子たちの心を癒す憩いの場となっている同園は、長きにわたる植物学と造園技術への貢献により、2003年にはユネスコ世界遺産 (文化遺産) にも登録された。

セバスチャン・シューデル《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》(『カレンダリウム』より) 17世紀初頭、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

セバスチャン・シューデル《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》(『カレンダリウム』より) 17世紀初頭、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

マーガレット・ミーン《ダリア属(キク科)》1790年頃、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

マーガレット・ミーン《ダリア属(キク科)》1790年頃、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

バシリウス・ベスラーの委託による《オオカンユリ》(ユリ科)(『アイヒシュテット庭園植物誌』より)1613年、 キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

バシリウス・ベスラーの委託による《オオカンユリ》(ユリ科)(『アイヒシュテット庭園植物誌』より)1613年、 キュー王立植物園蔵
© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

本展は、植物学者のJoseph Banks (ジョセフ・バンクス) や 進化論で知られる Charles Darwin (チャールズ・ダーウィン) らの研究者、17世紀から19世紀を代表する植物画家たち、William Morris (ウィリアム・モリス) をはじめとするデザイナーなど、世界中で愛されるイングリッシュ・ガーデンにまつわる人々に注目しながら、数世紀にわたる英国人の植物への情熱を紐解くもの。会場では、同園が収蔵する22万点を超えるボタニカル・アート (植物画) のなかから選りすぐった、黎明期から現代までのボタニカル・アートの名品に加え、植物を着想源としたデザインや工芸品を含めた約150点が展示されている。

シデナム・ティースト・エドワーズ《センコウハナビ(ヒガンバナ科)》1818年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

シデナム・ティースト・エドワーズ《センコウハナビ(ヒガンバナ科)》1818年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

また、ダーウィンによるランの花 (ガヴィエア・パタゴニカ) の直筆のスケッチが特別に出品されるほか、17世紀にドイツで制作された植物図譜『アイヒシュテット庭園植物誌』、博物学者の荒俣宏の翻訳による復刻版が知られる珠玉の『フローラの神殿』といった、マニア垂涎の名品が出品されることも見どころとなっている。

ウィリアム・モリス《チューリップ》1875年頃、個人蔵

ウィリアム・モリス《チューリップ》1875年頃、個人蔵

さらに、会場デザインはGoogle Japanオフィスや代官山T-SITEの設計を手掛けた Royal College of Art (ロイヤル・カレッジ・オブ・アート) 出身の Mark Dytham (マーク・ダイサム) と Astrid Klein (アストリッド・クライン) による建築家ユニット KDa こと Klein Dytham architecture (クライン・ダイサム・アーキテクツ) が担当している。

レイチェル・ペダー=スミス《マメ科の種子を用いた作画》2004年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

レイチェル・ペダー=スミス《マメ科の種子を用いた作画》2004年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

<展覧会情報>
「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展
会期: 2016年1月16日 (土) – 3月21日 (月・祝)
会場: パナソニック 汐留ミュージアム
時間: 10:00 – 18:00 (入館は17:30まで)
休館日: 水曜
住所: 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック 東京汐留ビル4階
Tel: 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
入館料: 一般 1,000円/65歳以上 900円/大学生 700円/中・高校生 500円/小学生以下無料
※20名以上の団体 各100円割引
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可
HP: http://panasonic.co.jp/es/museum/