Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) 2016-17年秋冬コレクション、ビッグシルエットとデコラティブな装飾が作り出すシアトリカルなゴシックスタイル
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Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) 2016-17年秋冬コレクション、ビッグシルエットとデコラティブな装飾が作り出すシアトリカルなゴシックスタイル
Theatrical Gothic Atmosphere Fulfilling Marc Jacobs Fall Runway
Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) によるスペクタクルの時間だ。元来リアルクローズが主流とされてきた NY において、ラグジュアリーとトレンド性、そしてドラマティックな演出というファッションの源流を真摯に捉えてきた Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス)。そのロイヤルティは Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) のデザイナーという肩書きを持たずして、そしてコンテンポラリーラインの Marc by Marc Jacobs (マーク BYイ マーク ジェイコブス) を吸収統合してなお健在だ。
Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) によるスペクタクルの時間だ。元来リアルクローズが主流とされてきた NY において、ラグジュアリーとトレンド性、そしてドラマティックな演出というファッションの源流を真摯に捉えてきた Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス)。そのロイヤルティは Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) のデザイナーという肩書きを持たずして、そしてコンテンポラリーラインの Marc by Marc Jacobs (マーク BYイ マーク ジェイコブス) を吸収統合してなお健在だ。
今季コレクションでフォーカスされたのは、ビッグシルエットとエンベリッシュメント (装飾)。この2つは先シーズン2016年春夏コレクションでもパワーショルダーと星条旗を模したスパンコール装飾など大きく打ち出されていたが、今季2016-17年秋冬ではまったく逆のアプローチを取り入れている。
グラマラスなフィンガーウェーブにゴシックな白塗りと黒いアイメイク。デカダンなヘアメイクにふさわしく、ワードローブを彩るのは怪しげな曲線を描くフローラルモチーフ、ロマンティックなレースカラー、長く引き伸ばされたニットの袖、ミッドカーフ丈のスカートに至ってはフェティッシュな光沢感を放つパテントで仕立てられているときた。そして何と言っても極め付けは歩くのもままならないほど高いスーパープラットフォームシューズだろう。
We’ve always played with proportion, we’ve always loved embellishment
かの Naomi Campbell (ナオミ・キャンベル) を転倒させた1993年の Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウェストウッド) のレースアップシューズ、Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) の2010年春夏コレクションにて披露された悪名高い「アルマジロ」シューズ。ファッションの世界において記憶に残るハイヒールは数多くあれど、これほどまでの高さもさることながら、モデルが誰一人転んだりつまづいたりしなかったという意味でも今回のショーは快挙と言えるだろう。その点においてはランウェイにゲストモデルとして登場した Lady Gaga (レディ・ガガ)、そしてフィナーレでシアトリカルなマントドレスを纏って悠然とランウェイを回游した Molly Bair (モリー・ベア) にも拍手喝采を送りたい。
マーク ジェイコブス カスタマーセンター 03-4335-1711
HP: www.marcjacobs.jp