Serge Lutens (セルジュ・ルタンス) メーキャップラインのテーマは「ミニマルで、光り輝く究極の化粧品」。新作の「スペクトラルファンデーション」が発売

ビューティーの世界において名を残した偉人は数多く存在するが、Serge Lutens (セルジュ・ルタンス) ほどその名前だけではっきりとしたイメージを想起させられる逸材はそういない。まるでこの世のものとは思えないほど均一なトーンの白い肌に、ハッとするほど鮮やかなカラーメイク。メイクアップアーティストのみならず、アートディレクター、デザイナー、そして80年代からは資生堂の長きに渡るコラボレーターとして多岐にわたる活躍で知られる彼のクリエイションはそれほどまでにセンセーションであり、またいつの時代においても最先端であり続けてきた。

現在モロッコを拠点に、時間に縛られることなくクリエイションに従事していると言われる Serge Lutens。そんな彼が新作を発表したと聞いて心躍らせたファンは一人や二人ではないはずだ。2005年、述べ5年もの歳月をかけてその経験と才能を結集し生み出した、その名も「ネセセールドゥボーテ」。オリジナリティのある高級品を求める、高い審美眼を持つ女性に向けた「ラグジュアリーの理想の姿」を体現した、最小限のアイテムで完璧なメーキャップを仕上げることが出来るラインナップが展開されている。

今回新作として新たに加わったのは、クリームファンデーション「スペクトラル　ファンデーション」。ハイグレーティングアルガンオイルをはじめとする最高級のスキンケア成分に加え、高いカバー力と軽やかなつけ心地を両立した新作は、しっとりとしたクリームフォーミュラにも関わらず肌にのせた瞬間にパウダーヴェールに変わる新処方を取り入れている。天然ローズを主体にナツメグ・シナモン・クローブなどのスパイシーノートを加えた香調は、まさに Serge Lutens ならでは。またブラックで統一されたパッケージは、さながら黒檀で出来たジュエリーボックスのようなミニマルなデザイン。その重厚な佇まいが災いして、なかなか日常的に持ち歩けるような手軽さは無いかもしれない。しかし「ファンデーション何使ってるの？」と聞かれたときに「ルタンスよ」と気取って答えられる優越感を考えれば、そんなことは大したことではない。

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