Longchamp (ロンシャン) の本店に Ryan McGinness (ライアン・マクギネス) によるファサードが誕生
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Longchamp (ロンシャン) の本店に Ryan McGinness (ライアン・マクギネス) によるファサードが誕生
Ryan McGinness Designed Longchamp's Facade Under The Store Refurbishment
1948年にパリで創立されて以来、そのクラフツマンシップの高さとモダンでスタイリッシュなデザインで人気を博してきたフレンチラグジュアリーブランド LONGCHAMP (ロンシャン) がアメリカのアーティスト Ryan McGinness (ライアン・マクギネス) とコラボレーションし、新たなアートプロジェクトをスタートさせた。
1948年にパリで創立されて以来、そのクラフツマンシップの高さとモダンでスタイリッシュなデザインで人気を博してきたフレンチラグジュアリーブランド Longchamp (ロンシャン) がアメリカのアーティスト Ryan McGinness (ライアン・マクギネス) とコラボレーションし、新たなアートプロジェクトをスタートさせた。
Longchamp は、ブランド発祥の地であり、世界屈指の高級ブランド街であるパリ・サントノレ通りに面したブランド本店のリノベーションをスタート。2016年10月にリニューアルオープンを予定している同店舗は、3月より Ryan McGinness による大胆なアート作品「Mindscape (マインドスケープ)」で彩られたファサードが設けられ、賑やかなパリの中心部に新たなランドマークが誕生した。
『The New York Times (ニューヨーク・タイムズ)』誌が「ポップなアイコノグラフィーとシルク・スクリーンのウォーホル的融合の結果、マクギネスはこの10年間でアート界のスターになった」と評し、『Vogue (ヴォーグ)』誌が「新しいセミオティクス(記号論)の優れたパイオニア」と絶賛した現代アート界を率引する気鋭アーティスト Ryan McGinness は、グラフィックデザイン的なアイコンをアートの域へと昇華させ、その独創性と優美で華やかな作風で知られている。
2007年に MoMA (ニューヨーク近代美術館) は「植物、ロゴやシンボル・マーク、おとぎ話、日常生活、家紋や紋章。これらは、マクギネス が作品を創作する際に利用する、まったく異なるモチーフの一部です。そうしたモチーフを細分化する、あるいは、場合によっては変更・修正を加え、層状に組み合わせるなどして、マクギネスは色彩豊かな空想的・幻想的な心象風景を描き出します。」と彼を高く評している。本アート作品も Ryan らしい華麗でダイナミックな作品であり、パリの景観に新しい表情をもたらしている。
本プロジェクトについて、ブランドの CEO であり、創業者の孫で3代目当主である Jean Cassegrain (ジャン・キャスグラン) は以下のように言及し、彼の卓越したセンスを賞賛した。
「Longchamp というブランドは『思いがけない意外さ』を好みます。今回の、まったく型にはまらない革新的なプロジェクトは、まさしくその好例です。Ryan に出会ったのは10年前のニューヨーク。以来、Ryan の作品には注目してきました。サントノレ通りのブティックを唯一無二の仮囲いで包み覆うと決めた時にまっさきに頭に浮かんだのが、Ryan でした。彼が手がける作品はエネルギー感に溢れ、パリで名の知れたこの街角にも溶け込みます。パリの中心部におけるデコレーションは、我々にとって非常に重要なステップです。彼の出身地である NY と、私たちのホーム タウンであるパリ。両都市は、エネルギーと創造性に溢れています。ジョッキーを乗せ飛ぶように走る馬の姿をイメージしたロゴマークに象徴されているように、私たちのブランドは、 絶えず歩みを止めることなく常に進化し続けています。エネルギー、創造性そして絶え間のない進化。これらは、Ryan の一連の作品は勿論のこと、彼がサントノレ通りにある私たちのブティックのリノベーションのために創作してくれたアート作品を表現するのに、まさにぴったりの言葉です。」
思い描いたのは、通りを行き来する人たちに愛着を感じてもらえるような、人目を引く多彩なイメージ。− Ryan McGinness
また、Ryan McGinness も以下のようにコメントしている。
「2015年秋に私は、長い付き合いのジャン・キャスグランから連絡をもらいました。それは、大がかりなリノベーション・プロジェクトが進行しているサントノレ通りにある Longchamp のパリ旗艦店のファサードをデザインするという依頼でした。今回のロンシャンのケースでは、街角に立つ建物の通りに面している2つの壁面が―その舗道に接した部分から屋上部分に至るまで―アート作品で覆われます。まず私は、暫定的なスケッチと下描きを作成することから始めました。スケッチや下描きを描くことで、様々な選択肢を検討した上でこの芸術的な挑戦への答えを出すことができます。今回のケースでは、最終的に、『ファサード』をブラックの縁取りを施した『窓』に細分化し、それぞれの『窓』に色鮮やかな絵を描くことに決めました。描いたのは、通りを行き来する人たちに愛着を感じてもらえるような、人目を引く多彩なイメージ。そこには、夢のような心象風景を表現した私のこれまでの様々な作品のディテールが活かされています。インパクトを際立たせるために、蛍光塗料や真珠光沢のある塗料を用い、また様々な質感や仕上げを併用しました。」
問い合せ先/ロンシャン・ジャパン 0120-150-116
HP: www.longchamp.com