Dior (ディオール) に身を包んだ女性たちにオマージュを捧げる展覧会「Women in Dior - Portraits of Elegance」が仏・グランヴィルにて開催

『Women in Dior – Portraits of Elegance』ブックカバー。 | © Mats Gustafson

Dior (ディオール) の創始者であるムッシュ・ディオールが幼少時代を過ごしたフランス、ノルマンディー地方グランヴィルにあるクリスチャン・ディオール ミュージアムにて、展覧会「Women in Dior – Portraits of Elegance (ディオールをまとった女性たち―ポートレートに見る至高のエレガンス)」が2016年5月5日より開催される。

1947年の歴史的なデビューコレクションでウエストラインを強調することで女性の身体を美しく見せる「ニュールック」を世に送り出して以来、Christian Dior  (クリスチャン・ディオール) とその後継者は常に女性を引き立てる様々なデザインを生み出してきた。女性たちは Dior を身に纏うことで、自身の個性を表現するために必要なものをそのエレガントな装いのなかに見いだしてきたのだ。

Grace Kelly (グレース・ケリー)、Princess Diana (ダイアナ妃)、Jacqueline Kennedy (ジャクリーン・ケネディ) をはじめとするロイヤルをはじめ、Marylin Monroe (マリリン・モンロー)、Charlize Theron (シャーリーズ・セロン)、Elizabeth Taylor (エリザベス・テイラー)、Marlene Dietrich (マレーネ・ディートリッヒ)、Jennifer Lawrence (ジェニファー・ローレンス)、Natalie Portman (ナタリー・ポートマン)、Marion Cotillard (マリオン・コティヤール) そして Rihanna (リアーナ) に至るまで数々のセレブリティを虜にしてきた Dior の作品。それらを纏う女性達のスタイルと個性にフォーカスした本展では、多数のアーカイブドレス、写真、絵画、デッサン、書簡が集積されている。

また展覧会の開催にあわせ、ニューヨークの有名アート出版社 Rizzoli (リゾーリ) より同名の書籍が2016年5月に出版される。Yves Saint Laurent (イヴ・サンローラン) の伝記や Azzedine Alaïa (アズディン・アライア) の書籍などで才筆を振るうファッションジャーナリストの Laurence Benam (ロランス･ベナイム) による本書では、デザイナーのスケッチ、アトリエでの制作、ランウェイでの発表を経たディオールの作品をまとい、自らの個性と世界観に融合させていったセンス溢れる女性たちのデイウェアとイブニングドレスに留まる記憶を目の当たりにすることが出来る。

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