大竹伸朗の個展が Take Ninagawa にて開催、「時憶」シリーズを国内初公開

Time Memory / Edge 22, 2015, Oil, color ink, printed matter, magazine paper, oil paper, wrapping paper, Japanese paper, paper and cardboard, 100.5 x 71 cm © Shinro Ohtake, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo, Photo by Kei Okano

2016 年 5 月 14 日 (土) より麻布十番の Take Ninagawa (タケニナガワ) にて、大竹伸朗の個展 「時憶」が開催される。会期は 6 月 30 日 (木) まで。 

同ギャラリーでの 3 年振りの個展となる本展では、アーティスト・大竹伸朗 (おおたけ・しん ろう) が、2011 年から制作し続けてきた「時憶」シリーズの新作を発表。同シリーズは、国内において初公開となる。 また、カタログシリーズ「SO X TN」の新作「時憶」と「網膜」の 2 種が刊行。初日のオープニングにあわせ、出版記念パーティが開催される。

「時間」をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、個人的には「時間」と「記憶」を合体 して意識することが多いです。過去の無数の記憶の「層」の中を途切れることなく貫き続ける 流れのイメージ、そんな風に「時間」を意識します。その流れは決して直線的なものではなく 記憶の層の中を左右上下進んだり後戻りを繰り返しつつ今現在に結びつく。「時憶」シリーズ では「時の断片」としての紙片を「記憶の層」に見立て、書き込まれる線は「時間の流れ」を 意識しています。 （大竹伸朗「時間を動くこと」Interview by Andrew Maerkle より抜粋）

Time Memory / Nairobi, 2014 – 2016, Oil, ink, pencil, ballpoint pen, acrylic urethane resin, tar, red iron oxide, glue, packing tape, cellophane tape, cotton yarn, cheesecloth, printed matter, tissue paper, packing paper, wrapping paper, wallpaper, oil paper, Japanese paper, silver paper, paper and cardboard on wooden panel, 176 x 158.8 x 4.5 cm © Shinro Ohtake, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo, Photo by Kei Okano