最高にラグジュアリーで、最高にワルい、Justin O’Shea (ジャスティン・オシェイ) による新生 Brioni (ブリオーニ) がお披露目
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最高にラグジュアリーで、最高にワルい、Justin O’Shea (ジャスティン・オシェイ) による新生 Brioni (ブリオーニ) がお披露目
Watch Out! Justin O'Shea Makes A Bad-Ass Debut For Brioni
Justin O’Shea (ジャスティン・オシェイ) による新生 Brioni (ブリオーニ) のデビューコレクション、「Paris One (パリ・ワン)」が4日パリにて発表された。
Justin O’Shea (ジャスティン・オシェイ) による新生 Brioni (ブリオーニ) のデビューコレクション、「Paris One (パリ・ワン)」が4日パリにて発表された。
今期会場として用いられらたのは、これまでのジョルジュサンクからサントノーレへ移転した Brioni の新たな本店。真っ白のファサードには、中央に小さな小窓が取り付けられており、新生 Brioni のロゴが配されている。そもそもこのロゴは、50年代に使われていたアーカイブを再解釈したもの。ハードコアな新ロゴと、Metallica (メタリカ) を起用した強烈なキャンペーンで話題をさらう同ブランドのデビューランウェイとなれば、その期待値は並ではない。今月の21日に建築家 David Chipperfield (デヴィッド・チッパーフィールド) との新コンセプトでリニューアルオープンするのに先立って開催されたショーでは、スリークな石造りに、蝋燭の灯された巨大なコラム (柱) が構えるミステリアスな演出の中発表された。
時に、Brioni といえば、世界中のセレブリティや政治家、ロイヤルがこぞって着用する、言わずと知れたメンズテーラリング界の最高峰。しかし今回の「Paris One」で発表されたのは、ただ仕立てが良くてシックなスーツではない。仕立てが良いのはもちろん、最高級の素材を惜しげもなく用い、しかも最高に “ワル” な33のルックだ。
ファーストルックで登場した、グレーのスリーピーススーツと全身を覆うほど長い総チンチラのコートに始まり、続くセカンドルックのグレーのスリーピースも、広めのピークドラペルに刺繍付きのシャツ、金糸を織り込んだタイ、そしてブラックのサングラスなど、かなり不良度の高いディティールとスタイリングだ。その後も全身クロコダイルのコートにタイトなタンクトップのレイヤーや、怪しく光るベルベットのスーツにカリグラフィーの「B」のロゴをあしらったネクタイを合わせたルックなど、ジゴロな男性像をこれでもかというほど強烈に印象付ける。
従来のイメージとガラッと異なる今回のコレクション、果たしてこれまでの顧客に困惑は無いのだろうか?案ずることなかれ、今回のコレクションはショー開催直後からオーダーメイドの受注を開催しており、即ち顧客はさながらオートクチュールのように「あのジャケットを、この装飾無しで」といった具合にビスポークで仕立てられるからだ。不良で、妖艶で、どこかストリートを感じさせる新生 Brioni (ブリオーニ)。ファッションファンとしては、是非期待を寄せたいところだ。
問い合わせ先/ブリオーニ ジャパン 03-3234-0022
HP: www.brioni.com