パリ発の注目ウィメンズブランド NEHERA (ネヘラ) 2017年春夏プレコレクション、テーマは「イースト・ミーツ・ウェスト」

パリのウィメンズウェアブランド、NEHERA (ネヘラ) から2017年春夏プレコレクションが発表された。1929年に旧チェコスロヴァキアにて、Jan Nehera (ヤン・ネヘラ) によって創設された NEHERA は、高品質なテーラリングで30年代に一斉を風靡した。卓越したビジネスセンスでも知られる Jan による同ブランドは、マニュファクチュアと小売を一貫して管理するシステムを世界で初めて取り入れ、その後のプレタポルテの前身となるビジネスモデルを開拓した。

創設者が掲げた「一線を画すファッション」をコンセプトに、2014年には Samuel Drira (サムエル・ドゥリラ) がクリエイティブ・ディレクターに就任し新たにローンチ。Samuel はこれまでに Hugo Boss (ヒューゴ・ボス) や The Row (ザ・ロウ)、Hermès (エルメス) など名だたるブランドで経験を積み、フランスのラグジュアリーファッション誌『Encens (アンセンス)』でファッションディレクターを務めた逸材だ。2015年よりパリを拠点に年4回のコレクションを発表してきた同ブランドによる8シーズン目となる今季、テーマには「East meets West (東西の邂逅)」を打ち出し、ヨーロッパのネオ・クラシック主義と、オリエンタルなシルエット、そして80年代に活躍した希代のクリエイターとして知られる Serge Lutens (セルジュ・ルタンス) の色彩感覚をインスピレーションにしたワードローブを展開している。

リラックス感のあるキモノ・スリーブや細めの帯ベルト、作務衣のようなセットアップなど、ミニマルなアイテムで構成されるコレクションにアクセントを与えるのは、ウッドパーツで作られたユニークなアクセサリーたち。足元にはカーフレザーのレースアップシューズや、ウォッシュ加工を施したスエードシューズが合わせられた。

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HP: www.nehera.com