ニューウェーブをストリート流に解釈、GANRYU (ガンリュウ) 2017年春夏コレクション
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ニューウェーブをストリート流に解釈、GANRYU (ガンリュウ) 2017年春夏コレクション
GANRYU 2017 Spring Summer Collection Evokes New Wave Neon Kids
GANRYU (ガンリュウ) 2017年春夏コレクションが20日、南青山のイベントスペース IDOL (アイドル) にて開催された。2008年に COMME des GARÇONS (コム・デ・ギャルソン) 社から最年少のデザイナーとしてデビューした丸龍文人による同ブランドは、これまでベーシックなアイテムにひねりを効かせたデザイン、そしてストリートのリアルな気風を盛り込んだスタイリングで根強い人気を博してきた。
GANRYU (ガンリュウ) 2017年春夏コレクションが20日、南青山のイベントスペース IDOL (アイドル) にて開催された。2008年に COMME des GARÇONS (コム・デ・ギャルソン) 社から最年少のデザイナーとしてデビューした丸龍文人による同ブランドは、これまでベーシックなアイテムにひねりを効かせたデザイン、そしてストリートのリアルな気風を盛り込んだスタイリングで根強い人気を博してきた。
今回のコレクションでファーストルックに登場したのは、インディゴのデニムジャケット。胸ポケットから繋がったジャケットの前身頃とアンダーレイヤーがトロンプイユのような効果を演出するジャケットには、ブルーのバイアスベルトに取り付けられたもう一つのジャケットが合わせられた。
全員インディゴのファーストルックに続き、ショーの前半ではブルーを基調にしたルックが登場。ニューロマンティックや思わせる “flamboyant (フランボヤン、色鮮やかで派手)” なヘアメイクは、マリンテイストのスタイリングに妖艶なアクセントを加えた。
ショーの中盤で登場するのは、ニューウェーブを彷彿とさせる華やかな色使いのカラーブロック。ホワイトとブラックに鮮烈なコントラストを与えるネオンカラーは、80年代を象徴するグラフィックアーティストの Patrick Nagel (パトリック・ナゲル) の作品のように耽美的だ。
シックなブルー、グラマラスなネオンカラー、そしてフィナーレを飾るのはブラック&ホワイト。ボタンダウンのシャツやカットソー、ショーツ、ステンカラーのコートなど比較的シンプルなアイテムで構成されたモノトーンルックは、それぞれシンプルなデザインありながらひねりの効いたディティールが目を引いた。