IDEA が ロンドンのスケートブランド Palace (パレス) の写真集『THE PALACE BOOK』を発売

© Alasdair McLellan / PALACE / IDEA 2016

IDEA  (イデア) がロンドン発のスケートブランド Palace (パレス) のストーリー写真集『THE PALACE BOOK』を7月30日 (土) よりDover Street Market Ginzaにて国内先行発売する。

イギリスのユースカルチャーの象徴とも言える写真を撮り続けてきた Alasdair McLellan (アラスデア・マクレラン) により撮影された『THE PALACE BOOK』は、彼にとって3冊目の写真集となる。同写真集は、 Palace (パレス) の軌跡をたどる120枚の写真と7,000ワードにも及ぶテキスト、オリジナルのグラフィックと共に綴られている。ヴィヴィッドイエローのプラスチック製カバーが取り付けられたスペシャルな仕様に、アイロン転写シートが付録になっている。サウス・バンクからセント・ポール周辺の、太陽が照りつけるコンクリートの上で滑る若い男子スケーター達の姿が撮り収められた今作は、ここ数年のロンドンで実際に起こっていた出来事の秀逸な記録でもある。

2009年、Lev Tanju (レヴ・タンジュ)  によって Palace Wayward Boys Choir  (パレス・ウェイウォード少年合唱団、以下 PWBC) の派生として創設された Palace。その名は、Stuart Hammond からグループに与えられたもので、 本作の中にも彼の言葉が記されている。「Palace というスケート・カンパニーは、ロンドンのサウス・イースト地区、 ウォータールーのロワー・マーシュにある Palace というスケート・ハウスの中で生まれ、育った。決して狭くはない住処だったが、’宮殿’と呼べるようなものではなかった。それでも僕らは冗談混じりにその住処を Palace と呼んでいた。 小汚いスケーター連中が出入りし、ソファで寝泊まりしては滅茶苦茶に荒らしていく状態を皮肉っていただけなんだけどね」。

Palace 創設者 Lev © Alasdair McLellan / PALACE / IDEA 2016

本作に収められている写真は、Alasdair McLellan が Palace が世に広まる何年も前から PWBC と Palace を7年間撮り続けてきたもの。ロンドンのストリート、ファッション、スケートシーンを象徴する世界最高峰かつ特別な作品に仕上がっている。PWBC と Palace について彼は下記のようにコメント。

「僕はスケート写真と聞くと、いつもアメリカを思い浮かべていた。そんな時、 Lev と PWBC に出会ったんだ。彼らは皆、ウォータールーにスケートしに行く時、サッカー観戦に行くかのような格好をしていて、それが何だかとてもブリティッシュに映ったんだ。まるでディケンズの小説にでも登場しそうな風貌で、 Faginʼs gang (フェイギンズ・ギャング／オリバー・ツイストに登場する少年スリ団) の一員みたいだったね。彼らの名前も Nugget、Blondey、Edson、Snowy と、まるで『Brighton Rock』の登場人物みたいだったんだ。」

そして Palace 創設者の Lev は本作について次のように語る。

「Alasdair McLellan は常日頃から僕らクルー全員、そしてスケート以外のことも含む全てに興味を抱いてくれていたよ。皆が成長し続ける、その素晴らしきパーソナルなメモリーの数々を見ることができる家族アルバムのような一冊なんだ。」

また、8月5日 (金) より約1ヵ月に渡り、代官山 蔦屋書店において、本作の出版を手掛ける IDEA のスペシャルフェアが開催。『THE PALACE BOOK』の他、アートブックからアパレルアイテムまで、日本では購入することの難しかった貴重な作品が豊富に揃う貴重な機会。ぜひ足を運んでみては。

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