カンヌ国際映画祭、フランス・セザール賞主演男優賞 W 受賞したステファヌ・ブリゼ監督最新作『ティエリー・トグルドーの憂鬱』が公開
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カンヌ国際映画祭、フランス・セザール賞主演男優賞 W 受賞したステファヌ・ブリゼ監督最新作『ティエリー・トグルドーの憂鬱』が公開
'La Loi du Marche' To Launch In Japan From August 27
『愛されるために、ここにいる』『母の身終い』等で知られる社会派映画監督 Stéphane Brizé (ステファヌ・ブリゼ) 監督と、名優 Vincent Lindon (ヴァンサン・ランドン) が再びタッグを組み 2015年カンヌ国際映画祭、2016年フランス・セザール賞主演男優賞W受賞した映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』が公開される。
『愛されるために、ここにいる』『母の身終い』等で知られる社会派映画監督 Stéphane Brizé (ステファヌ・ブリゼ) 監督と、名優 Vincent Lindon (ヴァンサン・ランドン) が再びタッグを組み 2015年カンヌ国際映画祭、2016年フランス・セザール賞主演男優賞W受賞した映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』が公開される。
「新聞なら2行で終わってしまうような出来事の裏側には人々の悲劇が存在している」と語る Stéphane Brizé (ステファヌ・ブリゼ) 。今回の最新作は、リストラで1年以上も失業している中年男を主人公に、彼がやっとの思いで就職した職場で起こる残酷な現実をシリアスに描いた作品。己のプライドと社会のしがらみの中で板挟みになり、現実のために身を落としてゆく中年男を Vincent Lindon が演じ、作品内で登場するハローワークの職員や元同僚との会合、スーパーマーケットの職員などの配役には全てその役柄の職業をしている素人を起用しているという、他人事とは思えないリアルな映像と、Vincent Lindon の重厚な演技は観る者を魅了する。そんなドキュメンタリーのような冷徹なカメラの元、Vincent Lindon の圧倒的存在感を焼き付ける演技は、2015年カンヌ国際映画祭で批評家の絶賛を受け、主演男優賞を獲得し、Stéphane Brizé がエキュメニカル審査委員賞を獲得している。自己保身と矜持、組織と個人、誰もが日々体験しているであろう社会の矛盾をあますところなく描き出し、我々に回答を迫る社会派人間ドラマ。これは、社会に生きるすべての人々の映画である。公開は8月27日 (土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかロードショー。
<あらすじ>
ティエリーはエンジニア一筋で働いていた会社から集団解雇された。当初はストライキを起こしてでも闘うと仲間に息巻いていたが、結局、会社を辞め職安に通うことになる。頑固な彼は今さら、就職面接を受けても上手く対応することができない。就職訓練の場でも、年の離れた若者からその堅さを容赦なく指摘されて、面目をなくす。そんな彼の唯一の救いは、妻と身体障碍を抱えた息子の存在だ。家族といる時は、世間の厳しさを忘れることができる。ティエリーはようやくスーパーの警備員の仕事に就くことができる。希望していたエンジニアの仕事ではないが、今はそんなことは言っていられない。しかし、彼はそこで、買い物客だけでなく自分の同僚たちまで不正をしていないかを監視し、発見した場合には告発しなければならないことを知る。ある日、告発によって、従業員の一人が自殺し、彼は会社側の厳しい対応に内心疑問を覚えるが―
作品紹介 | |
映画タイトル | ティエリー・トグルドーの憂鬱 |
原題 | La Loi du Marche |
監督 | Stéphane Brizé (ステファヌ・ブリゼ) |
製作 | Christophe Rossignon (クリストフ・ロシニョン)、Philippe Boeffard (フィリップ・ボエファール) |
脚本 | Stéphane Brizé (ステファヌ・ブリゼ)、Olivier Gorce (オリビエ・ゴルス) |
主演 | Vincent Lindon (ヴァンサン・ランドン) 他 |
製作年 | 2015年 |
製作国 | フランス |
上映時間 | 93分 |
配給 | 熱帯美術館 |
宣伝協力 | ポイント・セット |
HP | measure-of-man.jp |
© 2015 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINEMA. | |
8月27日 (土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかロードショー |