Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) と Isabella Blow (イザベラ・ブロウ)、伝説の名コンビを描く映画が制作へ

「ファッション界の反逆児」と呼ばれた天才ファッションデザイナーの Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) の成功を語る上で欠かすことの出来ない人物がいる。1992年のセントラル・セントマーチンズの卒業制作ショーで Alexander McQueen を見出し、後に彼のミューズでありパトロンとなる伝説のファッションエディター Isabella Blow (イザベラ・ブロウ) だ。ファッション史において最も重要なふたりの関係を紐解く映画が制作されると『Variety (ヴァラエティ)』は報じている。

Alexander McQueen の卒業コレクション「Jack The Ripper (ジャック・ザ・リッパー)」から名付けられた映画『The Ripper』は、米 Maven Pictures (メイヴェン・ピクチャーズ) によって制作される。脚本は、Gesha-Marie Bland (ゲシャ・マリー・ブランド)。映画は、ふたりの出会いから悲劇的な死までを描く。Alexander McQueen が2010年に自殺する3年前に、Isabella Blow も薬品の過剰摂取で亡くなっている。2011年には、BBCによってふたりの人生を振り返るドキュメンタリー『McQueen And I』が公開されている。

『The Ripper』は、監督や俳優などは未だ明らかにされていない。また、『ウィークエンド』や『さざなみ』で知られる英国人映画監督 Andrew Haigh (アンドリュー・ハイ) による Alexander McQueen の伝記映画も制作中だ。