Public School (パブリック・スクール) のデザイナーデュオが DKNY のクリエイティブ・ディレクターを退任

Donna Karan New York (ダナ キャラン ニューヨーク) のコンテンポラリーライン、DKNY のクリエイティブ・ディレクターを2015年4月より務めてきた Dao-Yi Chow (ダオイー・チョウ) と Maxwell Osborne (マックスウェル・オズボーン) が同職を退任することを発表した。また、CEO の Caroline Brown (キャロライン・ブラウン) の退任も明らかになった。

『Business of Fashion (ビジネス・オブ・ファッション)』によると、Public School (パブリック・スクール) のクリエイティブ・ディレクターで知られるデザイナーデュオは年内で DKNY のクリエイティブ・ディレクターを退任し、今後は自身のブランドに注力するという。後任は、未だ明らかにされていない。2016年7月に、LVMH はブランドの親会社である Donna Karan International (ダナ・キャラン・インターナショナル) をアメリカの G-III Apparel Group (G-Ⅲ アパレルグループ) に売却することに合意。売却額が6億5000万ドル(約650億円)と報じられ、大きな話題を呼んだ。取引が完了した2016年12月1日に、同社は DKNY のクリエイティブ・ディレクターと CEO の退任を発表した。

Caroline Brown は、Donna Karan International の CEO に2015年1月に就任。2015年6月に創設者である Donna Karan が自身の名を冠したブランドからリタイアした後も、デザイナーデュオと共にニューヨークのファッションシーンを代表するブランドにおいて多大な功績を残してきた。

Dao-Yi Chow と Maxwell Osborne は以下のようにコメントしている。
「会社の売却に続いて、経営方針の変化を受け、(ブランドを)辞任し、自身のビジネスである Public School に専念することを決めました。DNNY の、特にデザインチームとアトリエの素敵な人達と共に働くことが出来たのは、信じられない程素晴らしい経験でした。今度も私たちは会社の成功を願っています。」

PUBLIC SCHOOLさん(@publicschoolnyc)が投稿した写真 – 2016 8月 29 6:30午前 PDT