Shortlist Of 26 Finalists For LOEWE Craft Prize Is Here

第1回「ロエベ クラフト プライズ 2017」のファイナリストが発表、5月の授賞式に向け

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第1回「ロエベ クラフト プライズ 2017」のファイナリストが発表、5月の授賞式に向け

Shortlist Of 26 Finalists For LOEWE Craft Prize Is Here

昨年募集していた、第1回「LOEWE Craft Prize (ロエベ クラフト プライズ)」の二ヶ月に渡る第一次選考が終了。26名のファイナリストが発表された。

昨年の4月に発足した Loewe (ロエベ) によるグローバルプロジェクト、第1回「LOEWE Craft Prize (ロエベ クラフト プライズ)」から、ファイナリストが発表。第1次審査で集まった、世界75か国、述べ4,000点近い作品の中から、26名が選出された。審査委員は、Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) をはじめ、ロエベ財団名誉会長 Enrique Loewe (エンリケ・ロエベ) や選考委員の1人で、アーティストであり、Loewe とのコラボでも知られる John Allen (ジョン・アレン) など15名のエキスパートたち。選考は技術的な完成度に加え、革新性、芸術的なビジョンなど多角的な視点のもと行われた。委員たちはファイナリストの選出にあたり以下のコメントを寄せ、大きな手応えを示した。

「選ばれた作品にはその作り手が全身全霊で打ち込んだ想いが反映され、アイデア、スキル、プロセスが融合し、その熟練の技とビジョンとが触って分かる形で体現されています。20代から80代までのファイナリストたちは、アートとクラフトとの境界を曖昧なものにする力量を示していました。」

なお26名のファイナリストの中には3名の日本人も含まれており、京都の伝統的な木工芸を受け継ぐ職人で作家の 中川周士、多摩美術大学工芸学科ガラスプログラム非常勤講師の神代良明、佐賀大学文化教育学部美術・工芸講座准教授の井川健らが4月の最終選考に向けてノミネートされた。

「LOEWE Craft Prize 2017」の受賞者は4月10日にマドリードにて発表。受賞作品およびファイナリストの作品は、マドリード、東京、ニューヨークを初めとする世界各都市を巡回する特別展に展示され、その図録にも収録されるほか、「LOEWE Craft Prize」の受賞者には賞金5万ユーロが授与される。

「LOEWE Craft Prize」優勝者に贈られるトロフィー | © Loewe)

「LOEWE Craft Prize」優勝者に贈られるトロフィー | © Loewe)

 

HP: loewecraftprize.com