The Play #11 Hiplet Ballet By Homer Bryant

【The Play】一度見たら忘れられない、クラシックバレエとヒップホップが融合した新ジャンル「ヒップレー・バレリーナ」が今アツい

The Play #11 Hiplet Ballet By Homer Bryant
The Play #11 Hiplet Ballet By Homer Bryant
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【The Play】一度見たら忘れられない、クラシックバレエとヒップホップが融合した新ジャンル「ヒップレー・バレリーナ」が今アツい

The Play #11 Hiplet Ballet By Homer Bryant

もはや Netflix (ネットフリックス) がなくともチル出来るんじゃないか?というほど動画コンテンツがますます一般的になる昨今。ファッション界隈も例外なく、ブランドのシーズンキャンペーンからアーティストコラボ、”BTS (Behind The Scene=いわゆるメイキング映像)” などありとあらゆる手法が試され、さながら動画全盛の様相を呈している。

もはや Netflix (ネットフリックス) がなくともチル出来るんじゃないか?というほど動画コンテンツがますます一般的になる昨今。ファッション界隈も例外なく、ブランドのシーズンキャンペーンからアーティストコラボ、”BTS (Behind The Scene=いわゆるメイキング映像)” などありとあらゆる手法が試され、さながら動画全盛の様相を呈している。

『The Fashion Post (ザ・ファッションポスト)』の連載『The Play』では、ファッション、ミュージック、アート、カルチャー分野から独断と偏見でピックアップした「今見るべき」動画を週替わりでご紹介。暇を持て余した時、作業に行き詰まった時、インスピレーションが必要な時の息抜きになれば、これ幸い。では今週の一本を、レッツプレイ。

ヴァージン諸島出身のダンサーでありインストラクターの Homer Hans Bryant (ホーマー・ハンス・ブライアント) が、米シカゴにダンススクールを開業したのが1994年のこと。それまでにプロのダンサーとしてブロードウェイミュージカルや映画に出演していた彼はあるダンスのジャンルを開拓する。クラシックバレエの身のこなしと足つきをベースに、ヒップホップのような衝動的な動きと、ヴォーギングのような “フィアース” な手つき。2005年に正式な名称として「Hiplet (ヒップレー)」が用いられて以来、この奇妙なダンスは彼のスタジオの代名詞としてちょっとした話題になったという。

それから10年以上経った昨年の5月、Homer にとって大きな転機が訪れる。バレリーナの愛好家たちが集まる Facebook (フェイスブック) のファンページ Só Bailarinos (ソー・バイラリノス) にて「ヒップレー」の動画が引用されたことをきっかけに、Homer はネット上でたちまち時の人となったのだ。これを聞きつけたアメリカのバズ・メディア『Refinary 29 (リファイナリー・トゥエンティナイン)』はすぐさま彼女たちにフォーカスした動画を制作。これがまた Gucci (グッチ) や Valentino (ヴァレンティノ)、Mary Katrantzou (メアリー・カトランズ) をはじめトップメゾンの洋服、そしてネオンライトを使ったアーティスティックな仕上がりで、なかなかの秀逸な仕上がり。個人的には Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) あたりがキャンペーンでコラボして、Sølve Sundsbø (ソルヴェ・スンツヴォ) とかに映像を撮らせたらカッコいいのにな、と妄想が膨らむばかり。この動画を見ていると真似したくなる?くれぐれも、爪先立ちで怪我をしないよう安全には気をつけて。