「血色カラーを目元に」 というスタイルが、チャイボーグや K-Beauty を経て定着した印象のある今年のアイシャドウ界。赤やオレンジ、ブラウンなど多様なカラーが登場しましたが、いちばん旬を感じたのはやはりマットでシルキーなベージュ。こういった色は韓国が大変お上手なのですが、秋に Dior（ディオール）から出たこちらはその流れをうまくディオールイズムに昇華したもので、静かな狂気すら感じさせる、ラグジュアリーな目元に仕上げてくれるポテンシャルが、さすがピーター・フィリップス！と叫ばずにはいられませんでした。筆の種類や重ねる回数によって多彩な表情を見せてくれるのもお見事で、合わせるカラーも無限大。どんな気分の日にも必ずフィットする懐の深さを信頼しています。AYANA（ビューティーライター）

もともとカラーマスカラが苦手でした。理由はまつ毛の色だけが目立ち、その人自身というより、◯◯色のまつ毛の人という印象になってしまうから。でも、この ADDICTION（アディクション）のカラーマスカラに出合って考えが一変！ どの色もくすみニュアンスがあって、不思議とまつ毛となじみます。でも、横を向いたり、伏し目がちになると、色のニュアンスがふんわり浮かび上がる……。まつ毛そのものが染まったかのような、ボリュームを出しすぎない仕上がりもお気に入り。リモートワーク生活でメイクをする機会が減ってしまいましたが、メイクってやっぱり楽しい！ という気持ちを思い出させてくれたアイテムでもあります。猪狩幸子（ビューティ・エディター）

使っていた洗顔料がなくなり、ナチュラルローソンでたまたま見つけて購入したのですが、洗い上がりのツルツル感に驚き、なんて良いものと出合ったんだろう！ と1回の使用で実感。それ以来ずっとリピートして愛用しています。「みんなでみらいを」 は環境問題や発展途上国の貧困など社会問題を解決することにも挑戦しているブランド。サステイナブルなコンセプトを掲げたこの米ぬか酵素洗顔は、無添加でメイクもしっかりと落とせるダブル洗顔不要の洗顔クレンジング。家では朝に使うことが多いのですが、1日をピカピカの肌ですっきりと始められるので毎日気分が上がります。パッケージのサイズ感も良くとても軽いので、旅行やジムへの持ち運び用としても助かっています。とんだ林蘭（アーティスト）

マスク生活が続いていても、やはりリップは私にとって欠かせないアイテム。艶があるグロスタイプのものだとマスクについてしまい、マット過ぎると唇の乾燥が気になることも。そんな時に見つけたのが、Celvoke（セルヴォーク）の 21AW コレクションのマットリップ。オイルと粉体を絶妙なバランスで配合した独自の処方で、ベタつきを抑えながらつけたての色を長時間キープ。色移りもしにくく潤い感もあるので乾燥する冬でもよくつけています。マスクの下でつけていても、気持ちが高揚するスペシャルなアイテムです。濱本愛弓（スタイリスト）

目元の印象を際立たせたいけれど、ブラックのアイライナーだと目が小さく見えたり決め過ぎな印象になってしまう人、かといってブラウンでは印象不足になったり、濃い色のアイシャドウをのせるとヨレてしまう。そんな人におすすめしたいのがこちら。日本人の瞳の色にそっとなじんでくれるトープカラー。細く削ってシャープな線を描いても良し、描いた後にぼかしても良しな、なめらかな描き心地のペンシルなので、下まつげが少ない人がキワや粘膜に引くのもおすすめ。まつ毛がしっかりと生えているかのような印象を叶えてくれます。「自然だけれどなんだかいつもよりかわいい」、そんな女の子の気持ちを少しだけ高揚させてくれる、お守りのような秘密のアイテム。撮影現場でもかなりの頻度で愛用しています！ Kyoko（メイクアップアーティスト）