機能美がもたらす静かな安心感。麻生久美子が纏う TATRAS vol.1
忙しない日々から少し距離を置き、静けさの中で自分を取り戻すように。TATRAS (タトラス) 2025年秋冬コレクションは、詩的なシルエットとともに、自分らしく生きる女性の内にある意志と美しさに寄り添う。構築的でありながらも身体に沿うフォルム、削ぎ落とされたライン──機能性と美しさを兼ね備えた TATRAS のアウターは、袖を通せばわかる安心感が、着る人に余白を与える。
TATRAS のアウターを羽織り、都会の喧騒から一歩飛び出したのは、シリアスからコメディーまで幅広い役を自在に演じ、観るものを惹きつけてやまない俳優の麻生久美子。幼い頃から自然と触れ合ってきたという彼女の佇まいには、どんな瞬間でも自分らしくいれる余裕と、周囲の空気を穏やかに包み込む魅力がある。そんな彼女の息づかいと TATRAS が描く美学が、開放的な空間の中で静かに響き合う (第1回/全4回)。
kumiko aso
model: kumiko aso
photography: masahiro sambe
styling: chikako aoki
hair & makeup: yumi narai
text: miu nakamura
edit: manaha hosoda & miu nakamura
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アウター「ARABIS (アラビス)」¥77,000/TATRAS (タトラス)
今回、麻生が纏ったのは、ブラウンの「ARABIS (アラビス)」フーディー。ハリのあるミンク調 ECO ファーの毛先にわずかな濃淡を施し、光の角度によって微細に表情を変える奥行きのある質感が魅力だ。触れるたびに、本物のファーのような柔らかさと上質さを実感できる。
そのしなやかな質感に呼応するように、ゆったりとしたシルエットと長めの丈、袖口のリブが、動きやすさと心地よさを両立。腰ポケットには起毛素材を配することで、手を温める機能も。アウター1枚を見ても、着る人のことを考えたディテールがいくつも隠されている。
トップス ¥91,300、パンツ ¥100,100/Sea New York (シーニューヨーク)、アイウェア ¥23,800/CARIN (カリン)、その他/スタイリスト私物











