Roger Vivier

パリのエスプリに思いを馳せて。飯豊まりえとロジェ ヴィヴィエのパリ紀行

セーヌ川を渡り、オルセー美術館を通り過ぎて、人々が行き交うサンジェルマン大通りを進む。どこを切り取っても絵画のように美しい景観が広がるパリ・サンジェルマン・デ・プレの中心に佇むのは、18世紀の歴史ある邸宅を改築して誕生した「メゾン ヴィヴィエ」。Roger Vivier (ロジェ ヴィヴィエ) のクリエイティブ・ディレクター Gherardo Felloni (ゲラルド・フェローニ) のアトリエや貴重なアーカイブ展示などが併設されたこの場所は、ブランドに脈々と息づくサヴォアフェールとユーモアが満ちあふれる特別な空間だ。

今回、この美しき「メゾン ヴィヴィエ」に足を踏み入れたのは、女優の飯豊まりえ。映画の撮影などで幾度となくパリを訪れ、この街を愛する彼女の繊細な感性が、Roger Vivier が誇る唯一無二のエスプリと美しく響き合う。

Roger Vivier
with marie iitoyo

photography: Kizen
styling: Miyuki Uesugi
hair: Tenju
make up: Juri Yamanaka
edit & text: Yuki Namba

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バッグ¥328,900︎、シューズ¥248,600、ブローチ¥105,600︎/Roger Vivier (ロジェ ヴィヴィエ)、ドレス¥198,000/BLAMINK (ブラミンク)、ニット¥58,300/JOHN SMEDLEY (ジョン スメドレー)、ソックス¥7,480/babaco (ババコ)

洗練されたロングのブラックドレスに身を包み、メゾンに訪れた彼女。そのシックで凛とした佇まいに、Roger Vivier の緻密なディテールが華やぎを添える。手に携えたのは、バゲットカットのストラスが唯一無二の光を放つ、アイコニックな「ピルグリム レザー バッグ」。ハイジュエリーの手法を用い、熟練の職人が手作業で一つひとつ取り付けたストラスには、メゾンが誇るサヴォアフェールが宿っている。

足元を飾るのは、Roger Vivier が長年大切にし続けているモチーフの一つ、「ローズ ヴィヴィエ」コレクション。1940年代以来、花びらや葉、そして棘に至るまで、バラは創業者Roger Vivierに無限のインスピレーションを与え続けてきた。今日では クリエイティブ・ディレクターの Gherardo Felloni がそのレガシーを受け継ぎ、バラを創造の美として讃えるこのコレクションを通じて、伝統とモダンを鮮やかに融合させている。

バッグ¥548,900︎、シューズ¥292,600/Roger Vivier (ロジェ ヴィヴィエ)、ジャケット¥220,000/BOWTE (バウト)、ニット¥35,200、ラップスカート¥113,300/共に unbilanc (アンビラン)、シャツ¥60,500/TOMORROWLAND B(トゥモローランド ビー)

爽やかなミントグリーンをアクセントに効かせた、女性らしくエレガントなジャケットスタイル。歩みを進めるたび、足元のサテンパンプスにあしらわれたアイコニックなストラスバックルが可憐に輝く。

シューズの美しいグリーンにリンクさせたのは、同色の「ジュエル エフロレッセンス サテン バッグ」。ロココ調のディテールからインスピレーションを得たストラスバックルには、さりげなくトンボのモチーフが施され、Roger Vivier らしいウィットに富んだ遊び心が光る。さらに、まるで大ぶりなジュエリーを腕に纏うかのような存在感を放つジュエルハンドルが、日常にラグジュアリーな高揚感をもたらしてくれる。