【メンズビューティ】 #2 ワンストロークのスリークヘア。
masculinity of the moment
#2 sleek down
photography: hiroki watanabe
makeup & hair: mika iwata
model: maki
styling, text & edit: toru mitani
昨今の “メンズビューティ” において、忘れてはならないのが 「目立ちたいわけではないけど、かっこよくいたい」 というスタンダード層の観念。そこで重要なのは、男らしさをチューニングする美容。必要最低限のミニマムメイクを好む女性にも役立つ、ジェンダーレスでこなれたビューティのティップスをお届けする。 (第2回/全9回)
【メンズビューティ】 #2 ワンストロークのスリークヘア。
作為的にすればするほどに不自然になってしまう。無造作で威圧感がなく、なんとなく印象のいい髪型は、短時間のスタイリングにかかっているといっても過言ではない。たとえば、こんなミディアムのレングス。サテンのようなツヤを演出するワックスを手にとり、髪をかき上げるようにスタイリングしてみる。そして、髪が乱れてきたらふたたび手ぐしを入れるように整える。鏡とにらみ合い時間をかけてセットしたスタイルでは味わえない、軽やかな毛束感と洒脱なムードを楽しめるはずだ。「セットしてます、という感じより時間をかけないヘアスタイルのほうが趣がある」 と話すのは、役者やアーティストを粋に仕上げる、サロン 「TETRO」 の森田康平。光をキャッチするツヤを髪だけではなく素肌にも仕込めば、きっとその日一日は、清々しく心地いい。
[HOW TO STYLE]
濡らしてタオルドライ、もしくは乾かした髪全体に Aēsop のセラムを2〜5プッシュほどまぶし、OWAY のワックスを適量手にとり、髪をかき上げるアクションで塗布。髪のツヤとシンクロするわずかな潤いを肌に演出するため、 NARS のセラムを顔全体に塗布。フレッシュな肌印象に。