chanel
with nana komatsu

華やかな色は1色だけでいい。小松菜奈が魅せる、赤いルージュのためのモノトーン vol.4

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with nana komatsu

photography & videography: Chikashi Suzuki
styling: Michiko Kitamura
hair: Tsubasa
make up: Kie Kiyohara
text: Yuko Igarashi
edit: Daisuke Yokota & Yuko Igarashi

「赤い口紅が似合わなければ女優じゃない、と私は思っている」。撮影の際に女優の小松菜奈を見て発した、スタイリスト・北村道子の言葉。シックな白と黒でまとめられた装いだからこそ、鮮烈な赤い口元が一層引き立つ。今回、小松が袖を通したのが、CHANEL (シャネル)の2023年春夏 プレタポルテ コレクション。本コレクションはGabrielle Chanel (ガブリエル・シャネル)が衣装をデザインしたことでも知られている、Alain Resnais (アラン・レネ)監督による映画『去年マリエンバートで』(1961)が着想源。白黒映画を彷彿させるモノクロ配色をベースに、フィルムを切り取りコラージュしたような模様や、パール、スパンコール、そしてリボンといった女性らしさを感じさせる装飾を複雑に組み合わせ、過去と現在が入り混じった映画の世界観を表現した。そんな可愛らしい印象をかもし出すこの服をコケティッシュなムードに変換してくれるのが、真っ赤なリップと大胆な肌見せ。大人の甘さを身にまとった彼女を、90年代よりエディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍してきた写真家の鈴木親が撮影する。(最終回/全4回)

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華やかな色は1色だけでいい。小松菜奈が魅せる、赤いルージュのためのモノトーン vol.4

ドレス(グローブつき) ¥1,296,900、ブーツ ¥426,800、ベルト ¥211,200/すべて CHANEL (シャネル)

ダブルC がプリントされた黒のドレスに生えるビジューつきベルト。ウエストマークすることでコーディネートのアクセントとしても発揮するうえ、スタイルアップにも貢献。また、付属の二の腕部分まで覆うロンググローブをつければ、シンプルなドレスに上品なムードを連れてくる。足元は透け素材のロングブーツで軽やかに。