伝統と挑戦。JESSEとトム ブラウンが織りなすケミストリー〈後編〉
都内某日、表参道から一歩入った静かな路地に、ひっそりと佇むTHOM BROWNE (トム ブラウン) 青山店に姿を現した JESSE (ジェシー)。3フロアからなる店内には、デザイナー本人が厳選した家具や調度品が設えられ、その美意識がいたるところに息づく。
そんな特別な空間をじっくりと堪能する JESSE は、アーティストや俳優として圧倒的なオーラを放ち、最近では個人事務所を設立したことで、ますます今後の活躍に注目が集まる存在。撮影中はスタッフと楽しげに会話を交わし、自然と場を和ませる。その飾らない人柄が、彼のさらなる魅力を引き立てている。
袖を通すのは、アメリカン・トラッドを現代的に再解釈し、革新的なスタイルを打ち出してきた THOM BROWNE の最新コレクション。格式を重んじながら、挑戦することや遊び心を忘れないそのアイデンティティが、JESSE と重なり、新たなケミストリーを生み出す (最終回/全2回)。
thom browne
with jesse
model: jesse
photography: rk
styling: tomoko ichikawa
hair & make up: miki asaoka
edit & text: risa matsumoto
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THOM BROWNE の代名詞であるスーツは、人と差をつけるならタータンチェックがおすすめ。ブランドならではの緻密なテーラリングが、洗練された印象を演出。素材にはこれからの季節にぴったりなリネンウールが用いられ、快適な着心地を叶えてくれる。
2024年 プレフォールコレクションに続き、THOM BROWNE が着目するのは、アメリカの詩人 Edgar Allan Poe (エドガー・アラン・ポー) が1845年に発表した物語『大鴉 (The Raven)』の世界観。シグニチャーの 4BAR ストライプやトリコロールのグログランが配されたガーディガンにも、『大鴉』を象徴するカラスや薔薇のモチーフがあしらわれ、ミステリアスな雰囲気を醸し出す。
-THOM BROWNE 公式 LINE では未公開カットを配信中。