IM MEN と YONCE が描く、まだ名前のない形 vol.3
一日の境目に訪れる、暁や黄昏。何かが始まり、何かが終わるその瞬間に覚える、背筋が伸びるような感覚。まだ輪郭を持たないその気配を、一枚の布で描くことはできるだろうか。
IM MEN (アイム メン) の2026/27年秋冬コレクション「FORMLESS FORM (フォームレス フォーム)」は、そんな問いから始まった。三宅一生から継承する「一枚の布」の思想を起点に、服に備わる既存の形や型から離れ、纏うことで生まれる佇まいや意志そのものを探求した。
今回その美学を体現するのは、Suchmos (サチモス) や Hedigan’s (へディガンズ) のフロントマンとして独自の存在感を放つアーティスト、YONCE (ヨンス)。「たった一枚で、ちゃんとしている」──目に見える形を超えた本質に触れるとき、そこには “形のない型” が立ち現れる。彼のしなやかな身体に今季のコレクションを委ね、その輪郭を見つめていく (第3回/全4回)。
IM MEN
with yonce
model: yonce
photography: sayuri murooka
styling: ryoji morishita
hair: atsuki sato
make up: takenaka
edit & text: kaede sakuma & nonoka nagase
コート FULLER WOOL ¥220,000、ブルゾン FULLER WOOL ¥165,000、シャツ DAWN SHIRT ¥69,300/すべて IM MEN (アイム メン)
身体を包み込むようなロングコート。太番手のウール糸を粗く織り上げた布地に、洗いを重ねて縮絨を施した、ふくらみのある素朴な風合いが魅力だ。同素材のブルゾンを中に重ね、襟元の動きで装いにニュアンスを加える。鮮やかな黄色のシャツが、柔らかなウールの装いに、どこか凛とした色彩のコントラストを添える。











