沖縄出身の写真家・石川真生による写真集『Red Flower, The Women of Okinawa』が刊行

ニューヨークの出版社 Session Press (セッション・プレス) から、沖縄出身の写真家・石川真生による写真集『Red Flower, The Women of Okinawa (赤花 アカバナー、沖縄の女)』が刊行された。この作品集には、沖縄県のコザ市 (現沖縄市) や金武町で1975〜77年の間に撮影された写真を収めた彼女の処女作『Hot Days in Camp Hansen (熱き日々 in キャンプハンセン)』(1982) からの作品を中心に、未発表の作品を含めたモノクロ写真80点が収録されている。

沖縄の基地の街にあるバーで働く女性たちの姿を赤裸々に収めた本書は、昨今よりも日本と沖縄、米国の政治的背景が複雑であった時代に、心の赴くままに純粋に青春を謳歌し自由を愛する女性へ、作者が熱き想いを込めて制作したもの。作者自身が書き下ろしたエッセイも収録され、ボーイフレンドについて噂をしあう女たち、バーに働きにでる姿、家でボーイフレンドと寛ぐ様子、海岸での楽しい午後、そして、未来の沖縄を支える子どもたちのポートレイトといった、５つの章で構成されている。

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