Tim Walker (ティム・ウォーカー) による2018年 Pirelli (ピレリ) カレンダーが遂にお披露目、ナオミ・キャンベルやウーピー・ゴールドバーグなどキャスト全員に黒人を起用
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Tim Walker (ティム・ウォーカー) による2018年 Pirelli (ピレリ) カレンダーが遂にお披露目、ナオミ・キャンベルやウーピー・ゴールドバーグなどキャスト全員に黒人を起用
2018 Pirelli Calendar Shot By Tim Walker Stars All Black Cast
フォトグラファーを Tim Walker (ティム・ウォーカー) が務めるミラノのタイヤメーカー Pirelli (ピレリ) の名物カレンダー「The Cal™」の2018年版のイメージヴィジュアルがお披露目された。例年、カレンダーを撮影するフォトグラファーと参加キャストに高い関心が寄せられている訳だが、今回のカレンダーでは全てのモデルに黒人が起用されたことで大きな話題が集まっている。
フォトグラファーを Tim Walker (ティム・ウォーカー) が務めるミラノのタイヤメーカー Pirelli (ピレリ) の名物カレンダー「The Cal™」の2018年版のイメージヴィジュアルがお披露目された。例年、カレンダーを撮影するフォトグラファーと豪華キャストに高い関心が寄せられている訳だが、今回のカレンダーでは全てのモデルに黒人が起用されたことで大きな話題が集まっている。
『The New York Times』によると、おとぎ話のような幻想的なイメージメイキングで知られる Tim Walker は今回、Lewis Carroll (ルイス・キャロル) の代表作である児童小説『不思議の国のアリス』のオリジナル版に挿入された John Tenniel (ジョン・テニエル) の挿絵をインスピレーションに撮影を敢行。スタイリストは、次期英国版『Vogue (ヴォーグ)』の編集長 Edward Enninful (エドワード・エニンフル) が手掛けている。登場するのは、言わずと知れたモデルの Naomi Campbell (ナオミ・キャンベル)、『天使にラブ・ソングを…』や『ゴースト/ニューヨークの幻』などで知られる女優の Whoopi Goldberg (ウーピー・ゴールドバーグ)、世界で最も有名なドラァグ・クイーン RuPaul (ルポール)、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞主演女優賞を受賞した女優 Lupita Nyong’o (ルピタ・ニョンゴ)、数々のファッション誌で活躍し、活動家としても知られる Adwoa Aboah (アジョワ・ アボアー) や Slick Woods (スリック・ウッズ) ら。注目すべきは、これまで映画界やファッション界で活躍する女性を積極的に起用してきたカレンダーで、Diddy (ディディ) や Puff Daddy (パフ・ダディー) といったステージネームでも知られる音楽プロデューサーの Sean Combs (ショーン・コムズ) やアメリカを拠点に活動する人気ラッパー Lil Yachty (リル・ヨッティ)、『ブラッド・ダイヤモンド』や『イン・アメリカ/三つの小さな願い事』などで知られる俳優の Djimon Hounsou (ジャイモン・フンスー) といった男性のセレブリティが登場している点だ。
Annie Leibovitz (アニー・リーボヴィッツ) が手掛けた2016年度版では、それまでセレブリティやファッションモデルのセクシーなピンナップで知られていたカレンダーにテニスプレイヤーの Serena Williams (セリーナ・ウィリアムズ) や Yoko Ono (オノ・ヨーコ)、Patti Smith (パティ・スミス) など社会貢献を精力的に果たしている女性たちを起用。翌年には、Peter Lindbergh (ピーター・リンドバーグ) が映画界の大女優達の完全にフォトショップを撤廃したありのままの姿を映し出し、話題を攫った。年々、ただヴィジュアルで魅せるだけでなく、より社会的な意味を追求している同カレンダーが、今回こうして黒人のみを起用したことにも、最早驚きはしないだろう。