モダンでフェミニンなコレクション—ヴィルジニー ヴィアールがデザインする新生シャネル 2020年春夏 プレタポルテ コレクション
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モダンでフェミニンなコレクション—ヴィルジニー ヴィアールがデザインする新生シャネル 2020年春夏 プレタポルテ コレクション
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Spring Summer 2020 collection
Text: Terumi Hagiwara
2020年春夏パリ コレクションをファッションディレクター萩原輝美が速報レポート。今回は、CHANEL (シャネル) 2020年春夏 プレタポルテ コレクション。
CHANEL はアーティスティック ディレクター Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) による初のプレタポルテ コレクションを発表した。会場の Grand Palais (グラン・パレ) には、パリでよく見かける家並がつながる屋根を設え、その上を散歩するようにモデルが歩く。
ファーストルックを見て思わず、フレッシュ!見慣れたツイードがショートパンツのコンビネゾンで登場。胸元はVに開き、黒とベージュのバレリーナがモダンなパリジェンヌを演出している。
続くツイードのセットアップは、大きく揺れるフレアーのミニスカートを合わせ、ぐっと若返ってフェミニンだ。ウエストから揺れるプリーツペプラムと同じプリーツのスカートを合わせたルックは今までにないスタイル。ラフィアのハットを被れば新鮮なルックが完成する。
ツイードコートもセットアップではなく、カーディガン風にラフに羽織っている。デニムやショートパンツも登場し、カジュアルなコーディネートも多い。
屋根の上に CHANEL のロゴを絡めたプリントは大胆でグラフィカルだ。
フィナーレ、白のブラウスに黒のスカートを合わせたバリエーションは、肩肘張らないパリジェンヌの着こなしだ。
マドモアゼル シャネルを思い出させるコレクションは、永遠のパリジェンヌを感じさせるパリモードだ。