ディオール 2020-2021秋冬 プレタポルテ コレクションのインスピレーションを語るマリア・グラツィア・キウリのインタビュー
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ディオール 2020-2021秋冬 プレタポルテ コレクションのインスピレーションを語るマリア・グラツィア・キウリのインタビュー
Dior
Autumn-Winter 2020-2021 inspirations explained by Maria grazia chiuri
パリのチュイルリー庭園にて発表された Dior (ディオール) 2020-2021秋冬 プレタポルテ コレクションについてアーティスティック ディレクターの Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) が語るインタビュー映像が公開された。あわせて、同コレクションでコラボレーションしたフランスのフェミニズム・アーティスト集団 Claire Fontaine (クレール・フォンティーヌ) のインタビュー映像も公開されている。
これまでに数々の女性アーティストたちをショーに招致してきた Maria Grazia Chiuri だが、今回はアーティストに限らずこれまでに彼女に影響を及ぼしてきた女性たちからインスピレーションを受けたコレクションを発表。インタビュー中に本コレクションを「個人的な思い出を綴った日記」とたとえるほど、彼女にとってパーソナルなコレクションとなった。映像内では、会場内でも大きく打ち出され、Tシャツにもプリントされた「I Say I」というスローガンの着想源となったカリスマ的な美術評論家でありフェミニストの Carla Lonzi (カルラ・ロンツィ) に言及。他にも70年代について、ドレスメーカーであった自身の母親や Marc Bohan (マルク・ボアン) からの影響についても語られている。
そして、今回のランウェイショーを大きく印象付けることとなった会場装飾を手がけた Claire Fontaine (クレール・フォンティーヌ)。映像内では、これまでの Claire Fontaine の作品も紹介しながら、Maria Grazia Chiuri とのコラボレーションや、会場装飾の解説が語られ、本コレクションの魅力をさらに伝える内容となっている。
Dior は、2020年3月23日より6月21日までローマ国立近代美術館で開催されるエキシビション「« Io dico io » (I Say Iのイタリア語、私は私を言うという意)」のキュレーターである Paola Ugolini (パオラ・ユーゴリーニ) のインタビューも公開。同エキシビションは、Dior の後援によって実現され、30名以上のイタリアの女性アーティストたちが参加する。Maria Grazia Chiuri との出会いから「I Say I」に込められた意味までが語られる映像も必見だ。