ブリオーニの貴重なアーカイブ写真を収録。「ブリオーニ：テーラリングレジェンド」がローンチ

「ブリオーニのスーツは、私がこれまでに着たスーツの中で、クラシックさと快適さ、そしてファッショナブルでありながらタイムレスな雰囲気を併せ持つ、最も優れたスーツでした」と小説家の Bret Easton Ellis (ブレット・イーストン・エリス) が序文で語る。

この本では Brioni の数十年にわたるメンズスタイルを貴重な資料やオリジナルのアーカイブ写真とともに紹介している。1945年に Nazareno Fonticoli (ナザレノ・フォンティコリ) と Gaetano Savini (ガエタノ・サヴィーニ) によって設立された Brioni は、その大胆なデザインにより、ハリウッドの映画スター、ミュージシャン、 アーティスト、国家元首などのサルトリアとして知られるようになり、75年以上、世界で最もアイコニックな男性たちに選ばれるテーラーであり続けている。非の打ちどころのないデザインでメンズウェアの世界を変え、Brioni の名は瞬く間に最高のマスキュリン・スタイルの代名詞となった。また、1952年にフィレンツェのピッティ宮殿で史上初のメンズファッションショーを開催し、業界のリーダーとしての名声を確固たるものにした。そしてこの画期的なコレクションは、ローマンテーラリングの基準となり、メンズウェアにおけるエレガンスの概念を現代に定着させた。

『Brioni:Tailoring Legends』の著者は、ファッション史研究家として知られる Olivier Saillard だ。1995年にマルセイユのファッション美術館で学芸員を務めた後、 2000年にパリ装飾美術館のファッションキュレーター、2010年にガリエラ宮パリ市立モード美術館の館長に就任した。2018年より、高級革靴ブランド J.M.Weston (ジェイエムウエストン)のアーティスティック・カルチャー・イメージディレクターを務めている。2016年にアスリーヌ社より出版された『Dior by Christian Dior』をはじめ、数々の著書がある Olivier Saillard は、ピッティ宮殿で開催された「Ephemeral Museum of Fashion」など、大規模な展覧会のキュレーションも行っている。

著書は2022年2月24日にブリオーニストアおよび公式サイトにて発売スタートの予定だ。