ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN'S TALES」最新作『EYE TWO TIMES MOUTH』が公開
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ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN'S TALES」最新作『EYE TWO TIMES MOUTH』が公開
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MIU MIU (ミュウミュウ) が、ショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES (女性たちの物語)」の最新作『EYE TWO TIMES MOUTH』を発表した。監督は、メキシコ出身の Lila Avilés (リラ・アヴィレス)、主人公は、メキシコシティを拠点にソプラノ歌手として活動する Akemi Endo (アケミ・エンドウ) が務めた。
2011年よりスタートした「MIU MIU WOMEN’S TALES」では、国際的に活躍する女性映画監督が撮影を手がけ、女性ならではの感性によって、ときには美しく、ときには妖しく、そして幻想的な世界を色鮮やかに描き出している。これまでに制作された24本は、時代を超えたテーマについての問いかけを、それぞれ異なるシネマチックな世界で描いている。本プロジェクトは、女性監督たちに、21世紀の女性らしさを鋭い視点で称える作品、つまり女性の感性に訴えかけて、自分を見直す機会を与える作品を制作して欲しいというオファーにより実現した。
第25弾となる『EYE TWO TIMES MOUTH』を撮影したのは、メキシコのインディペンデント系映画監督として活躍する Lila Avilés。2018年に公開された長編映画『The Chambermaid』は第92回アカデミー賞のメキシコ代表作品に選ばれるなど、世界の60以上の映画祭で複数の賞を受賞している。2023年には、大人の世界における様々な面を垣間見る少女を描いた最新作『Tótem』が公開予定と、今勢いのある女性監督の1人だ。
本作は、オペラ歌手を夢見る主人公に『マダムバタフライ(蝶々夫人)』のオーディションの話が舞い込むというストーリーから始まる。Lila Avilés は、21世紀の虚栄心とフェミニティを追求。16年前、メキシコシティで上映された『蝶々夫人』に携わったことがオペラとの初の出会いで、「恋に落ちた」と彼女は振り返る。Giacomo Puccini (ジャコモ・プッチーニ) が描いた異文化間の執着と裏切りの悲劇、そして彼女が持つ人間と動物への関心が魔法のように結びつき、メキシコと日本の神秘的な哲学に重なり合う部分があることを教えてくれたという。「1匹の蝶のかすかな羽ばたきは、世界の裏側で感じられる」という日本のことわざに由来したこの物語は、変化を夢見る思慮深い繊細な女性そのものを表現している。本シリーズの制作依頼を受けた際について、Lila Avilés は「物語に夢中になる人間にとって、このシリーズはいつでも声をかけて欲しいと思える企画。起用を知って、思わず心が飛び跳ねました」と語った。
「MIU MIU WOMEN’S TALES」では、出演する女優やモデルだけでなく、作品を通じて MIU MIU のコレクションが重要な役割を果たしている。権力と欲望、虚栄と装飾、儀式とルール、夢と悪夢。女性たちの日常には、あらゆる瞬間に様々な要素が含まれている。このプロジェクトは、まさにそうした瞬間を切り取り、洋服に語らせているのだ。
『EYE TWO TIMES MOUTH』は、ロンドンのカーゾンメイフェアシネマにて上映された。スクリーニングイベントには、 映画『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』にてグローバルデビューを飾った、注目の若手女優 Milly Alcock (ミリー・オールコック) やドラマ『セックス・エデュケーション』に出演した、今をときめく女優 Patricia Allison (パトリシア・アリソン) など多数のゲストが来場した。また、本作品はオンライン動画配信サービス MUBI にて配信され、MIU MIU オフィシャルホームページでは、独占インタビュー、撮影風景を公開している。