Mame Kurogouchi
exhibits bamboo basket, the inspiration for 23SS collection "bamboo groove"

竹が表現する世界。マメ クロゴウチが新作コレクションの発売を記念して着想源の竹籠を展示

©︎Ichiro Mishima

Mame Kurogouchi exhibits bamboo basket, the inspiration for 23SS collection "bamboo groove"
Mame Kurogouchi exhibits bamboo basket, the inspiration for 23SS collection "bamboo groove"
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竹が表現する世界。マメ クロゴウチが新作コレクションの発売を記念して着想源の竹籠を展示

Mame Kurogouchi
exhibits bamboo basket, the inspiration for 23SS collection "bamboo groove"

2022年9月、パリファッションウィークで披露された黒河内真衣子による Mame Kurogouchi (マメ クロゴウチ) の2023年春夏コレクション「Bamboo Groove (バンブー・グルーブ)」。本コレクションの発売を記念し、インスピレーション源となった竹籠が青山店にて展示中だ。会期は4月23日(日)まで。

これまでも日本の伝統的な技術やテーマを織り交ぜたディテールで繊細さを体現してきた Mame Kurogouchi。今シーズンでは中国から日本に伝わったのち、独自の発展を遂げた日本の竹籠から着想を得た。本展示のために厳選されたのは戦前から活躍した作家らによる5作品。それまで茶道の道具とされていた竹籠を芸術へと昇華させた飯塚琅玕斎をはじめ、飯塚小玕斎、二代田辺竹雲斎らのアートピースが同店の空間を飾る。竹の素材を活かした造形や編みの技術、網目から覗く空間がもたらす”間”を通して表現される竹そのものの静謐さや力強さ。黒河内自身も魅せられた、そうした表現の数々を、この貴重な機会に体験してほしい。

また同店では、花籠が持つ緻密な編みと大胆な透かしをダイナミックに再解釈したコレクションアイテムもラインナップ。裂き織りモチーフのジャケットやスカート、竹ビーズを編みこんだドレスやバッグなどランウェイを彩ったキーピースが並ぶ。今年1月にオープンしたばかりのブランド初の旗艦店で、最新コレクションの”グルーブ”を楽しんでみてはいかがだろうか。