バイレードとアーティストの Dozie Kanu がコラボレーション! 香水「Bal d'Afrique」のルーツを辿る
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バイレードとアーティストの Dozie Kanu がコラボレーション! 香水「Bal d'Afrique」のルーツを辿る
byredo
starts campaign "bal d'afrique 2023" by dozie kanu
BYREDO (バイレード) がフレグランス「Bal d’Afrique」にフォーカスしたキュレーション「Byredo Bal d’Afrique 2023」の第2弾として、新たなキャンペーンを発表。今回は、ポルトガルを拠点に活動するアーティスト Dozie Kanu (ドジー・カヌ) を招き、世界最大規模の家具見本市であるミラノサローネにて、アート、歴史、芸術を融合させたインスタレーションが展示された。このコラボレーションは、アフリカとアフロ・ディアスポラの豊かな文化的背景から、アフリカ大陸の計り知れない創造性、芸術、そして慣習を讃えるものである。
「Bal d’Afrique」は、BYREDO を代表する香りのひとつで、創業者兼クリエイティブ・ディレクターの Ben Gorham (ベン・ゴーラム) の父がアフリカで過ごした旅行記を香りに置き換えたもの。父の日記を通して見えたのは、行ったこともないアフリカへの憧れと父が体験した数々の美しい記憶だったという。このフレグランスは、彼が考えるアフリカ文化とそれに追随する記憶から生み出された、特別な香りである。
今回コラボレーションするのは、アメリカでナイジェリア移民の両親のもとに生まれた Dozie Kanu。彼は、Ben Gorham が追求した父の記憶をもとに、アフリカへの憧憬と先人たちの記憶をアート作品に反映させ、彼自身のルーツと新たな追体験を探求した。
パビリオンには、彼がこの展覧会のために制作した新しいアートワークとロンドンを拠点とするアーカイブプロジェクト・サマンアーカイヴのネガ写真を展示している。ガーナのネガコレクションから選び抜かれた写真は、ナイトクラブや伝統的なお祭りなどの神聖な瞬間が切り取られ、ビーチでのバカンスや家族との一日といった小さな日常へのオマージュになっている。Dozie Kanu は、かつての記憶や体験を作品に宿すことで、エネルギーとに満ちたアフリカ大陸とそれぞれの記憶を相互作用させた。彼は「私の祖父が見たかもしれないアーカイブを発掘したようだ」と述べており、まさにその曖昧な記憶が、現代の私たちの記憶へと結びつく瞬間を表している。
本展では、サマンアーカイヴの作品に加え、 Dozie Kanu 自身の写真作品である「Shack」、「Silvia and Azoia de Sima Olive Outside My Window Heard From the Wind」、「Dozitron」(すべて2022)の3作品も展示され、見どころが満載。第1弾とはまた違った「Bal d’Afrique」の香りを感じることができる Dozie Kanu の作品は、記憶だけでなく、彼の持つエネルギーそのものが私たちの心に永続的に残り続けるものとなるだろう。