ルネサンス期の傑作の数々がファッションに出会う。フェラガモ2023年秋冬キャンペーン「ニュー・ルネサンス」が公開

©︎FERRAGAMO

絶え間ない再生と進化の物語を紡いできた FERRAGAMO (フェラガモ)。メゾンにとって最初のルネサンスといえるのは、イタリアのボニート村で14人兄弟の11番目の子として生まれた創業者である Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ) が、12歳の頃から靴をつくり続けたのち、アメリカ・ハリウッドの要望を熟知した若きイタリア人職人に生まれ変わったこと。その後、「ルネサンスの宝石」とも呼ばれるフィレンツェに魅了された同氏は、迷うことなく本拠地をフィレンツェに置き、新たな FERRAGAMO のルネサンスが幕を開けた。

強烈な創造性と新しいアイディアが次々と生まれる時代であったイタリアン・ルネサンス。FERRAGAMO のクリエイティビティの根幹には、ルネサンスの中心地であったフィレンツェという街の体験、ルネサンスを称賛し続けるフィレンツェの心臓、ウフィツィ美術館が常にそばにあったという。1569年、トスカーナ大公コジモ・デ・メディチ1世の公邸として建築家 Giorgio Vasari (ジョルジョ・ヴァザーリ) によって創設された同美術館は、1769年に一般公開された最も初期の近代美術館のひとつであり、FERRAGAMO の歴史において斬新なアイディアや芸術、美、クリエイティビティの重要性を思い起こさせる役割を担ってきた。

今回、クリエイティブ・ディレクターの Maximilian Davis がブランドの新しいビジョンを描くにあたり、ウフィツィ美術館とのパートナーシップを締結。15-16世紀のベッリーニ、ヴェロネーゼ、ボッティチェリの作品の中で、シャープなテーラリングや精巧なスーツ、豊かな質感のファブリック、大胆な素材や色使い、「ハグ」バッグ、アーカイブにインスパイアされたゴールドのサンダルといったコレクションのキーアイテムを撮影。シンガーソングライターの Kelela (ケレラ) や人気モデルの Vittoria Ceretti (ヴィットリア・セレッティ)、Anok Yai (アノック・ヤイ)、Lina Zhang (リナ・チャン)、Jessica Stam (ジェシカ・スタム)、クリエイティブ・コンサルタントの Zainab Jama (ザイナブ・ジャマ) らブランドのミューズや Maximilian Davis の友人といった多様なクリエイティブ・コミュニティのメンバーが集結した。

Maximilian Davis は本キャンペーンについて以下のように語っている。
「ルネサンスはフィレンツェに色濃く根付き、そのフィレンツェの文化は FERRAGAMO のクリエイティブを支える根幹として受け継がれています。メゾンが新たなステージへ踏み出す今、ルネサンス発祥の地を私たちの原点であると再認識し、フィレンツェの深く芸術的なスピリットを活かして新しいコレクションを披露することは、とても意味のある事だと考えました。」

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