Elein Fleiss
L’Hiver (Aurélie, Jean)

エレン・フライスが写真と衣服を組み合わせた展示を東京と京都にて開催。京都ではコズミックワンダーの秋冬展も行う

©2024 Elein Fleiss

Elein Fleiss L’Hiver (Aurélie, Jean)
Elein Fleiss L’Hiver (Aurélie, Jean)
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エレン・フライスが写真と衣服を組み合わせた展示を東京と京都にて開催。京都ではコズミックワンダーの秋冬展も行う

Elein Fleiss
L’Hiver (Aurélie, Jean)

1992年にインディペンデント雑誌の先駆けである『Purple Prose』を刊行し、その後もアートとファッションを中心とした個人出版の雑誌をつくり続けてきた編集者、Elein Fleiss (エレン・フライス)。東京・代々木にある「Vacant/Centre」と京都のギャラリー「Elbereth」にて開催される本展では、東京と京都の展示のために制作された写真とヴィンテージの衣服を織り交ぜた新たな作品群が並ぶ。また、京都展では、特別に COSMIC WONDER (コズミックワンダー) の秋冬コレクションが一堂に揃う。

Elein Fleiss は90年代から2000年初頭にかけて、独自の編集視点を持った雑誌『Purple』を創刊、2003年から2007年の『PURPLE JORNAL』では、独創的な美意識を通したジャーナリズム雑誌を発表してきた。現在、フランスの南西部トゥールーズに近い中世の趣が残る田舎町に暮らし、写真や文章による作家活動が注目されている。

東京・代々木にある「Vacant/Centre」にて開催される今展では、エレンと親密な友人たちなどによる写真、それらと関連する白いウールの衣服を織り交ぜた新作を発表する。さらに開催に合わせ、現在と十数年の時を回想しながら綴られる彼女のダイアリーと写真が交差する冊子『L’Hiver』を、COSMIC WONDER と Vacant から共同で刊行される。会期は、2024年10月25日 (金)~11月10日 (日)まで。

 

Drawing by Stephen Sprotto

また、11月2日 (土)からは京都のギャラリー「Elbereth」にて、COSMIC WONDER の秋冬展「THAT OLD MAGIC」とエレン・フライスの展覧会「L’Hiver / Diana, Flore」を同時開催。COSMIC WONDER の展示では、京都府北部にある丹後半島の「丹後ちりめん」の織元で織り上げたシルクウールによるドルマンスリーブコートや手織りの原理を動力化したシャトル織機で織り上げたギャザーシャツとシャツドレス、スコットランド・シェットランド諸島に生息する羊のシェットランドウールのドルマンスリーブのコートなど、今秋冬の新しい着こなしのための衣が一堂に揃う。そしてエレンの展覧会の内容は、作品に登場する人物や展示方法など東京での展示とは異なるといい、2会場で楽しめる展示となっている。京都展の会期は、11月2日 (土)〜11月10日 (日)まで。ぜひとも会期中に足を運んでみてほしい。