メゾン ヴァレンティノが音と建築の融合を体現。イタリアの注目企業と協業でラトリエ ソノーレを発表

VALENTINO は、Ruggero Pietromarchi (ルッジェーロ・ ピエトロマルキ) が設立した Terraforma と共同で、音楽と建築が融合した没入型サウンドスペース「L’Atelier Sonore」を創出した。音の質にこだわるだけでなく、音を聴き、感じる環境にも細部にわたる配慮が施されており、訪れる人々に深い音楽体験を提供する。テラフォーマのキュレーションと、サウンドデザイナー Giorgio Di Salvo (ジョルジョ・ディ・サルヴォ) が特別に制作した音響が、静かに音に浸る空間を創り上げた。また、ブランドとのコラボレーションにより空間デザインを手がけた建築家 Francesco Lupia (フランチェスコ・ルピア) は、伝統的な家具製作から着想を得て、音楽と建築が調和する空間を演出。特注の多機能リスニングコンソールや、ベルベットのクッションを備えたモジュール式シートなど、3つの主要な要素を組み込み、木材を用いた精巧なパッチワークで覆うことで、クラフツマンシップと親密さを強調した。

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5月15日(木)には、オープンを記念した音楽イベントも開催された。イベントでは、Laraaji (ララージ) や Lea Bertucci (リー・ベルトゥッチ)、Laurel Halo (ローレル・ヘイロー) などの多くの国際的なアーティストを迎え、アーティストそれぞれのアーカイブから厳選されたレコードがかけられた。「L’Atelier Sonore」は、8月末まで一般公開され、静かで内省的な空間でレコードを自由に楽しむことができる。VALENTINO がファッションの枠を超えて、音楽や建築といった別のカルチャーと融合をした、メゾンの新たな試みをぜひ注目してほしい。