マッツ・ミケルセンと描く、「トリノスタイル」の新章。ゼニアが2025年秋冬コレクションのキャンペーンを発表
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マッツ・ミケルセンと描く、「トリノスタイル」の新章。ゼニアが2025年秋冬コレクションのキャンペーンを発表
zegna
unveils fall / winter 2025 collection campaign
1910年に北イタリアのトリヴェロで創業したファッションブランド ZEGNA (ゼニア) は、2025年秋冬コレクションのキャンペーンを公開。本キャンペーンでは、グローバル・アンバサダーを務めるデンマーク出身の俳優、Mads Mikkelsen (マッツ・ミケルセン) を起用し、レージョ劇場の館内やアルプスの静かな風景を舞台に撮影。ブランドの起源と深く結びつく街、トリノの本質を表現している。
創業から1世紀以上が経過した今、再びトリノに戻り新章をスタートする ZEGNA。ブランドの原点にあるテーラリングへの敬意を込め、単なる服以上のレガシーをもたらす「トリノスタイル」を2025年秋冬コレクションにて発表した。「トリノスタイル」は、創業者 Ermenegildo Zegna (エルメネジルド・ゼニア) のオリジナルスーツからインスピレーションを受けたシルエット。構築的なショルダーライン、幅の広いラペル、精密なコンストラクションを特徴とし、どのジャケットにも共通しているのは、袖口の3つボタン、象徴的な232号線のブランドマークから着想を得た立体的なボタンホール、そしてフラップポケットとパッチポケットの2種類で展開される丸みを帯びたポケットだ。こうしたディテールが、一目で分かる洗練されたシルエットや、長年愛用できる丈夫な作りを支えている。
今回のコレクションの主役となるのは、「トリノスタイル」誕生のきっかけとなったヴェリュス・オウレウムのスーツ。重さを感じさせないほど柔らかなフランネルが、究極の手触りとフィット感を実現する。手作業で仕上げたトラウザー、ピュアシルクのライニング、そして ZEGNA の全アイテムに共通する独自の構築的な構造など、クチュールと見紛うほどの高度な技術が駆使されている。
さらに、グローバル・アンバサダーを務める Mads Mikkelsen (マッツ・ミケルセン) を起用した2025年秋冬コレクションのキャンペーンも公開。トリノを象徴する通りを散策し、朝の遅い時間にゆっくりとエスプレッソを味わいながら、洗練された穏やかなライフスタイルを楽しむ姿を描いている。そこには、おおらかで緻密なイタリア独自の生き方に深く根ざした、控えめなエレガンスが漂う。それは感性の文化であり、リズム感であり、常に自分の居場所を知るがゆえに、声高に叫ばずとも確かな存在感を示す生き方を体現している。