前衛派セルフポートレートアーティスト、KIMIKO YOSHIDA (ヨシダキミコ) の個展が Gucci (グッチ) のサポートのもと開催
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前衛派セルフポートレートアーティスト、KIMIKO YOSHIDA (ヨシダキミコ) の個展が Gucci (グッチ) のサポートのもと開催
Gucci Supports The First Solo Exhibition Of Alternative "Selfie" Artist KIMIKO YOSHIDA
スマートフォン、バイラルメディア、ソーシャルネットワーク…分刻みで情報が無限にアップデートされるインターネット時代において、もはや “Selfie (=自撮り)” はブームではなく、確固たる文化だと言えるだろう。
スマートフォン、バイラルメディア、ソーシャルネットワーク…分刻みで情報が無限にアップデートされるインターネット時代において、もはや “Selfie (=自撮り)” はブームではなく、確固たる文化だと言えるだろう。
日本人アーティストの KIMIKO YOSHIDA (ヨシダキミコ) が作品制作をはじめたのは、今から10年以上も遡る90年代のこと。1995年にフランスに渡った彼女は、以来セルフポートレートをメインに幾多の写真作品を輩出。消滅の儀式、と作者自身が語るセルフポートレートの制作工程は極めてシンプルで、全ての写真が同じサイズ、構図、主題、そしてライティングで撮影され、また驚くことにデジタル加工は一切行っていないという。
現代の自撮り文化にも通づるセルフプロデュースによる作品は、それと同時に古の画家たちが描く肖像画を思わせるイコノロジー、そして同じくセルフポートレート作品で知られるアメリカ人写真家 Cindy Sherman (シンディ・シャーマン) を思わせる風刺思想が入り乱れており、その驚きに満ちた作品は国内外で高い評価を獲得してきた。
今回、フィレンツェと京都の姉妹都市提携50年を祝して開催される「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」において、KIMIKO YOSHIDA の日本初となる個展が、イタリアを代表するラグジュアリーブランドの Gucci (グッチ) のサポートのもと開催される。会場となるのは、京都の指定文化財である「野口家住宅 (通称 花洛庵)」。代々呉服商を営んできた野口家の主屋は、細部にまで京都の伝統的な意匠が施された町家として、長きに渡り親しまれてきた。
今回の個展では、呉服商野口家の京友禅を表具師である宇佐美直八氏とのコラボレーションのもと制作された特別作品などを初公開。日本の伝統とコンテンポラリーアートが融合した展示を、古の町京都で体感して。
<イベント情報>
ヨシダ キミコ『All that’s not me̶ 私じゃないわたし』 Supported by GUCCI
期間: 4月18日~5月10日 (休館日 4月20日、27日、28日)
会場: 野口家住宅 (花洛庵)
住所: 京都市中京区油小路通四条上ル藤本町
時間: 10:00~18:00
入場料 : 500円
問い合わせ先/グッチ ジャパン カスタマーサービス 03-5469-6611