Gucci Supports The First Solo Exhibition Of Alternative "Selfie" Artist KIMIKO YOSHIDA

前衛派セルフポートレートアーティスト、KIMIKO YOSHIDA (ヨシダキミコ) の個展が Gucci (グッチ) のサポートのもと開催

Gucci Supports The First Solo Exhibition Of Alternative "Selfie" Artist KIMIKO YOSHIDA
Gucci Supports The First Solo Exhibition Of Alternative "Selfie" Artist KIMIKO YOSHIDA
News/

前衛派セルフポートレートアーティスト、KIMIKO YOSHIDA (ヨシダキミコ) の個展が Gucci (グッチ) のサポートのもと開催

Gucci Supports The First Solo Exhibition Of Alternative "Selfie" Artist KIMIKO YOSHIDA

スマートフォン、バイラルメディア、ソーシャルネットワーク…分刻みで情報が無限にアップデートされるインターネット時代において、もはや “Selfie (=自撮り)” はブームではなく、確固たる文化だと言えるだろう。

The Bride with a NNt Moustaches, Japan,  XIXth Century. Self-portrait,2005 ヨシダ キミコ「日本の髭のある能面を被った花嫁、19世紀」、セルフポートレート、2005 PHOTO: ©KIMIKO YOSHIDA,  Courtesy of the Israel Museum, Jerusalem

The Bride with a NNt Moustaches, Japan,  XIXth Century. Self-portrait,2005 ヨシダ キミコ「日本の髭のある能面を被った花嫁、19世紀」、セルフポートレート、2005 PHOTO: ©KIMIKO YOSHIDA, Courtesy of the Israel Museum, Jerusalem

スマートフォン、バイラルメディア、ソーシャルネットワーク…分刻みで情報が無限にアップデートされるインターネット時代において、もはや “Selfie (=自撮り)” はブームではなく、確固たる文化だと言えるだろう。

日本人アーティストの KIMIKO YOSHIDA (ヨシダキミコ) が作品制作をはじめたのは、今から10年以上も遡る90年代のこと。1995年にフランスに渡った彼女は、以来セルフポートレートをメインに幾多の写真作品を輩出。消滅の儀式、と作者自身が語るセルフポートレートの制作工程は極めてシンプルで、全ての写真が同じサイズ、構図、主題、そしてライティングで撮影され、また驚くことにデジタル加工は一切行っていないという。

現代の自撮り文化にも通づるセルフプロデュースによる作品は、それと同時に古の画家たちが描く肖像画を思わせるイコノロジー、そして同じくセルフポートレート作品で知られるアメリカ人写真家 Cindy Sherman (シンディ・シャーマン) を思わせる風刺思想が入り乱れており、その驚きに満ちた作品は国内外で高い評価を獲得してきた。

今回、フィレンツェと京都の姉妹都市提携50年を祝して開催される「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」において、KIMIKO YOSHIDA の日本初となる個展が、イタリアを代表するラグジュアリーブランドの Gucci (グッチ) のサポートのもと開催される。会場となるのは、京都の指定文化財である「野口家住宅 (通称 花洛庵)」。代々呉服商を営んできた野口家の主屋は、細部にまで京都の伝統的な意匠が施された町家として、長きに渡り親しまれてきた。

今回の個展では、呉服商野口家の京友禅を表具師である宇佐美直八氏とのコラボレーションのもと制作された特別作品などを初公開。日本の伝統とコンテンポラリーアートが融合した展示を、古の町京都で体感して。

Painting (Condottiere Micheletto Attendolo Da Cotignola At The Battle Of San Romano By Paolo Uccello). Self-Portrait, 2010 ヨシダ キミコ [絵画(パオロ・ウッチェロ画サン・ロマーノの戦い)]、セルフポートレート、2010) ©KIMIKO YOSHIDA

 <イベント情報>
ヨシダ キミコ『All that’s not me̶ 私じゃないわたし』 Supported by GUCCI
期間: 4月18日~5月10日 (休館日 4月20日、27日、28日)
会場: 野口家住宅 (花洛庵)
住所: 京都市中京区油小路通四条上ル藤本町
時間: 10:00~18:00
入場料 : 500円

問い合わせ先/グッチ ジャパン カスタマーサービス 03-5469-6611