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【独占公開】ダーレン・アロノフスキー監督インタビュー、最新作『コート・スティーリング』がいよいよ公開

©Olivier VIGERIE

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【独占公開】ダーレン・アロノフスキー監督インタビュー、最新作『コート・スティーリング』がいよいよ公開

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『ブラック・スワン』『ザ・ホエール』を手がけた鬼才 Darren Aronofsky (ダーレン・アロノフスキー) 最新作『Caught Stealing』がついに日本初上陸。邦題を『コート・スティーリング』と冠して公開される本作は、『エルヴィス』の主演を飾った Austin Butler (オースティン・バトラー) を迎えている。『The Fashion Post』では、同作の公開を記念して Darren Aronofsky 監督の貴重なインタビューを独占公開。

若い頃から創作活動に情熱を注ぎ、ハーバード大学で映画を専攻。卒業制作の短編作品『Supermarket Sweep』が高い評価を得たことをきっかけに映画監督への道へと進んだ Darren Aronofsky。1998年に『π』で長編監督デビューを果たし、インディペンデント・スピリット・アワードで新人脚本賞を受賞し、その10年後には Mickey Rourke (ミッキー・ローク) を主演に迎えた『レスラー』でベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得する。そんなハリウッドに多大なる影響を与えてきた同氏が今回手掛けたのは、米映画批評サイト Rotten Tomatoes (ロッテントマト) にて高評価の証である「Fresh (フレッシュ)」の称号を獲得した『コート・スティーリング』。

舞台は1998年のニューヨーク。 名優 Austin Butler が演じる夢破れた若者ハンクは、現在はバーテンダーとして働きながら Zoe Kravitz (ゾーイ・クラヴィッツ) 演じる恋人のイヴォンヌと平和に暮らしていたが、とあることをきっかけに街中のマフィアたちが彼の家へ暴力に任せて脅迫してくる悪夢の日々が始まっていく。本作は、Darren Aronofsky が生まれ育ってきた90年代のニューヨークを舞台に製作しており、いつも脚光を浴びるとは限らない街の顔に焦点を当てたクライムアクション映画。

ニューヨークについて

ニューヨークは世界で最も偉大なキャンバスだ。象徴的な建物に満ちているだけでなく、秘密や路地、そして数え切れないほどの物語にあふれている。どのドアにも、五階建てのウォークアップにも、それぞれ物語があるんだ。結局は、何が特別なのか、どんな物語を語りたいのかに焦点を定めることなんだよ

クルーとの関係性

すべてはコミュニケーションだ。人々の好みや美意識を理解し合うつながりがある。でも、そこにはたくさんのコラボレーションもある。同じ仲間と仕事をするのは最高だ。僕には世界一のスタッフがいて、映画を作ることがどれほど大変かを彼らは本当に理解している。僕らは家族のように一緒に頭を突き合わせて、限られた条件の中で最良の判断をしようとする。そしてできる限り面白い物語を語ろうとするんだ。

主人公・ハンクのキャラクター性

誰かを傷つけているわけじゃない、せいぜい自分自身を少し傷つけているくらいだ。ほんの小さな頼みを引き受けたことで、彼の人生は完全に制御不能になり、すべてが崩れ始める。でも Austin は本当に素晴らしい俳優で、何度も倒れては立ち上がり、戦い続ける姿を見るのは感動的だ。

本作に向けた意気込み

映画を作るたびにワクワクする。新しい俳優、新しいロケーション、新しい道具。いつも楽しい時間だし、家族を再び集める時間でもある。ニューヨークを90年代という時代に変えるのは挑戦だった。あの頃はまさに「逃したくない」時代だったからね。みんながもう一度過ごしたいと思う時代だ。服装からグラフィティ、ゴミ、車に至るまで、すべてを蘇らせる必要があった。僕の新作『コート・スティーリング』でハンクを演じるのは Austin Butler。彼は普通の男で、実はかなりいい奴なんだ。

『コート・スティーリング』は面白くてスリリングで、デート映画としても最高だと思う。誰もが何かを得られるはずだ。アクションは激しく途切れないし、Austin のキャラクター(ハンク)には共感できるし、心からつながれる。そして素晴らしい俳優たちが勢ぞろいしている。Liev Schreiber (リーヴ・シュレイバー) や Vincent D’Onofrio (ヴィンセント・ドノフリオ) が残虐な殺し屋を演じ、Regina King (レジーナ・キング) と Zoe Kravitz (ゾーイ・クラヴィッツ) は火を吹くような演技を見せる。さらにボニート、つまり Bad Bunny (バッド・バニー) がユーモアをもたらしてくれる。さらに Action Bronson (アクション・ブロンソン) も登場するし、もちろん猫のトニックもいる。彼は21世紀最高のスクリーンアニマルかもしれないね。だからこれはデート映画として家から出るいい理由になる。

そしてすべては、素晴らしいロックバンド Idles (アイドルズ) のサウンドトラックに支えられている。僕が今一番好きなバンドだ。その音は壮大だよ。僕らはこのパンクロックのサウンドトラックを作るのに多くの時間を費やした。だから楽しいし、最高なんだ。結局、映画を観た後に言ってほしいのは「楽しかった」という一言だけなんだ。