ドイツ人アーティストThomas Demand (トーマス・デマンド) が来日 作品集『Blossom』のサイン会が急きょ決定
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ドイツ人アーティストThomas Demand (トーマス・デマンド) が来日 作品集『Blossom』のサイン会が急きょ決定
Thomas Demand To Hold Book Signing Session At Daikanyama TSUTAYA
ベルリン在住のドイツ人アーティスト Thomas Demand (トーマス・デマンド) が、個展「Model Studies(Kōtō-ku)」のため来日。タカ・イシイギャラリー東京で5月23日 (土) より開催される同展に先駆けて、明日19日 (火) に代官山蔦屋書店でブックサイニングが催されることが急きょ決定した。
ベルリン在住のドイツ人アーティスト Thomas Demand (トーマス・デマンド) が、個展「Model Studies(Kōtō-ku)」のため来日。タカ・イシイギャラリー東京で5月23日 (土) より開催される同展に先駆けて、明日19日 (火) に代官山蔦屋書店でブックサイニングが催されることが急きょ決定した。
対象書籍は、最新作品集『Blossom』(MACK)。Thomas Demandとアメリカ人の小説家/詩人のBen Lerner (ベン・ラーナー) の文章で構成されるコラボレーション作品集で、紙で丁寧に創られた “Blossom = 桜” のイメージは、2013年5月4日にニューヨークタイムズ紙に掲載されたボストンマラソン爆弾テロ事件のタメルラン・ツァルナエフ容疑者の妻、キャサリン・ラッセルの写真に関連している。
Thomas Demandは多くの場合、主要メディアから引用した歴史的・社会的事件の記録写真・映像を基に、着色紙や段ボールを使用してその現場を実物大の模型で再現し、それを再び撮影した、まるで事件現場をのぞき込むかのような大型の写真・映像作品で知られている。イメージの力・装置性を検証するデマンドの作品はまた、現実を伝える手段であるイメージが報道やインターネットを通じて瞬時に世界中に配信されることで、それ自体がまるで現実そのものであるかのように振る舞い、現実が撮影されたイメージによって支配される近年の状況を巧みに示唆している。
作家プロフィール:
1964年ミュンヘン生まれ。現在ベルリンとロサンゼルスを拠点に活動。近年の主な個展として、ロサンゼルス・カウンティ美術館(2014年)、東京都現代美術館(2012年)、新ナショナル・ギャラリー(ベルリン、2009年)、CCA北九州(2008年)、プラダ財団(ヴェネチア、2007年)、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン、2006年)、ニューヨーク近代美術館(2005年)、サンパウロ・ビエンナーレ(2004年、ドイツ館代表)、カルティエ現代美術財団(パリ、2000年)、主なグループ展としてヴェネチア国際建築展(2010年、2008年)、「ヴィデオを待ちながら:映像、60年代から今日へ」 国立近代美術館(東京、2009年)、光州ビエンナーレ(2008年)、「ドイツ写真の現在 – かわりゆく「現実」と向かいあうために」 国立近代美術館(東京、2005年)、ヴェネチア国際美術展(2003年)などが挙げられる。
HP: www.thomasdemand.info
<イベント情報>
Thomas Demand「BLOSSOM」出版記念ブックサイニング
日程: 5月19日 (火)
時間: 20:00 〜 21:00
会場: 代官山蔦屋書店 2号館 1階 アートフロア
住所: 東京都渋谷区猿楽町17-5
主催:twelvebooks
協力:Taka Ishii Gallery, MACK
対象書籍:「BLOSSOM」
作者: Thomas Demand & Ben Lerner (トーマス・デマンド & ベン・ラーナー)
出版社: MACK
和綴じ製本・ハードカバー
310 × 240 mm / 64ページ / カラー
ISBN:9781907946561
2015年刊
価格: ¥11,000
HP: www.mackbooks.co.uk/books/1076-Blossom.html
<個展情報>
Thomas Demand「Model Studies(Kōtō-ku)」
会期: 5月22日 (金) 〜 6月27日 (土)
会場: タカ・イシイギャラリー 東京
住所: 渋谷区千駄ヶ谷3-10-11 B1
作家来日オープニング・レセプション: 5月22日 (金) 18:00 〜 20:00
HP: www.takaishiigallery.com/jp/archives/12857