ARMANI / CASA (アルマーニ/カーザ) 最新コレクションが映し出す、都市と自然が交錯する桃源郷

コルソ・ヴェネツィアに在する ARMANI / CASA ブティックにて、デザイナーの Giorgio Armani | Photo by Stefano Guindani SGP

ファッションデザイナーがによるホームコレクションと言うとどうしてもミーハーに聞こえてしまうが、イタリアンモダンのマエストロ、Giorgio Armani (ジョルジオ・アルマーニ) が手がけるとなれば話は別だ。

決してけばけばしくないにも関わらず、どうしようもなく華やかなウィメンズのソワレやセットアップ。そして袖を通しただけでハリウッドスターばりの身のこなしを演出してくれるメンズスーツ。最上級の素材とタイムレスかつモダンなシルエット、そして卓越した色彩感覚を武器に世界中のセレブリティを虜にしてきたブランドのフィロソフィーと美意識は、ホームライン ARMANI / CASA (アルマーニ/カーザ) においても冴えわたっている。

今回、4月12日からイタリア、ミラノにて開催された世界最大の家具の見本市「ミラノサローネ 2016 (Salone del Mobile Milano 2016)」にて発表された最新コレクション、テーマは「THE TIME OF LIGHTNESS」。都市と自然のランドスケープの交錯、そしてこれら2つの対極が作り出す無限の可能性を表現したコレクションでは、自然が生み出す雄大なグラデーションを映し出したような美しいテキスタイル、そしてヒマラヤシャイニーラッカー、木目が見えるシルバーリキッドメタルラッカー、ブラスカーブド (真鍮彫刻) リキッドメタルラッカー、そしてホワイトゴールドリキッドメタルラッカーなど、スリークな質感の素材を巧みに織り交ぜたファニチャー、ホームデコ、そしてテーブルウェアなどが揃った。

今回会場として用いられたのは、コルソ・ヴェネツィアのブティック。会期中特別に設けられたスペースでは、ディープブラックの壁面と、ダークグレーのベドニア石材により床面がシャープなコントラストを描く空間の中に、天井から床まで届く薄いメッシュが幻想的な世界観を演出した。

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